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の・ぶ・ろぐ   ・・・・・・・・・・  作曲家・信時潔の人と作品に関する最新ニュースや、日々思いついたことなどを書いています。
日本近代音楽館編『明治の作曲家たち』日本近代音楽館, 2003.10
という資料があって、私も時々自分の調べものやレファレンスで使っています。

NDL-OPAC  http://id.ndl.go.jp/bib/000007632927
CiNii-Books  http://ci.nii.ac.jp/ncid/BA64491959

目録に内容注記がないので、自分のおぼえ用を兼ねて、内容を以下に書いておきます。
ただし、刊行から年数が経ってますので、最新研究情報はほかで補ってください。

目次には「本冊子は明治期の作曲家26名のプロフィール集である」とあります。

林廣守 はやし・ひろもり p.3
東儀季
熈 とうぎ・すえなが p.4
東儀季芳 とうぎ・すえよし p.5
芝葛鎭 しば・ふじつね p.6-7
伊澤修二 いさわ・しゅうじ p.8-9
上眞行 うえ・さねみち p.10-11
シャルル・ルルー Charles Edouard Gabriel Leroux p.12-13
フランツ・エッケルト Franz Eckert  p.14-15
古矢弘政 ふるや・ひろまさ p.16-17
奥好義 おく・よしいさ  p.18-19
四竈訥治  しかま・とつじ p.20-21
小山作之助 こやま・さくのすけ p.22-23
永井建子 ながい・けんし p.24-25
納所辨次郎 のうしょ・べんじろう p.26-27
鈴木米次郎 すずき・よねじろう  p.28-29
瀬戸口藤吉 せとぐち・とうきち  p.30-31
東儀鐡笛 とうぎ・てってき  p.32-33
多梅稚 おおの・うめわか p.34-35
山田源一郎 やまだ・げんいちろう p.36-37
幸田延 こうだ・のぶ  p.38-39
北村季晴 きたむら・すえはる  p.40-41
田村虎藏 たむら・とらぞう p.42-43
岡野貞一 おかの・ていいち p.44-45
瀧廉太郎 たき・れんたろう p.46-47
三善和氣 みよし・かずおき p.48-49
小松耕輔 こまつ・こうすけ p.50-51

以上







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元日の午前11時00分~11時50分、NHK-FM、塚田佳男先生の番組「にっぽんの歌 こころの歌」で、信時作品が放送されました。

番組サイトによる演奏曲目情報に、参考情報のリンクを追加しました。

「“小倉百人一首より”から“月見れば”」 
大江千里・作歌、信時潔・作曲(1分15秒)
(ソプラノ)青山恵子(ピアノ)塚田佳男

「“小倉百人一首より”から“久方の”」 
紀友則・作歌、信時潔・作曲(0分55秒)
(ソプラノ)青山恵子(ピアノ)塚田佳男

「“小倉百人一首より”から“花の色は”」 
小野小町・作歌、信時潔・作曲(1分30秒)
(ソプラノ)青山恵子(ピアノ)塚田佳男

「“小倉百人一首より”から“淡路島”」 
源兼昌・作歌、信時潔・作曲(1分35秒)
(ソプラノ)青山恵子(ピアノ)塚田佳男

「“小倉百人一首より”から“逢うことの”」 
中納言朝忠・作歌、信時潔・作曲(1分25秒)
(ソプラノ)青山恵子(ピアノ)塚田佳男

「“小倉百人一首より”から“人はいさ”」 
紀貫之・作歌、信時潔・作曲(1分30秒)
(ソプラノ)青山恵子(ピアノ)塚田佳男
~東京・音楽の友ホールで収録~ 
(2000年1月26日)

「“紀の国の歌”から“和歌の浦に”」 
山部赤人・作歌、信時潔・作曲(2分50秒)
(指揮)畑中良輔(ピアノ)塚田佳男
(女声合唱)リラ・アンサンブル

「“紀の国の歌”から“巨勢山の”」 
坂門人足・作歌、信時潔・作曲(2分25秒)
(指揮)畑中良輔(ピアノ)塚田佳男
(女声合唱)リラ・アンサンブル

「“紀の国の歌”から“くるしくも”」 
長忌寸奥麿・作歌、信時潔・作曲(1分35秒)
(指揮)畑中良輔(ピアノ)塚田佳男
(女声合唱)リラ・アンサンブル

「“紀の国の歌”から“三熊野の”」 
柿本人麿・作歌、信時潔・作曲(2分30秒)
(指揮)畑中良輔(ピアノ)塚田佳男
(女声合唱)リラ・アンサンブル
~東京・音楽の友ホールで収録~ 
(2010年4月14日)

「“小品集”から“わすれな草”」 
ウィルヘルム・アーレント作詞、信時潔・作曲(1分47秒)
(ソプラノ)大貫裕子
(ピアノ)塚田佳男

「幻滅」 北原白秋・作詞、信時潔・作曲(2分01秒)
(ソプラノ)大貫裕子
(ピアノ)塚田佳男

「をみな子よ」 北原白秋・作詞、信時潔・作曲
(1分10秒)
(ソプラノ)大貫裕子
(ピアノ)塚田佳男

「ばらの木」 北原白秋・作詞、信時潔・作曲
(0分47秒)
(ソプラノ)大貫裕子
(ピアノ)塚田佳男

「つなで」 北原白秋・作詞、信時潔・作曲(1分04秒)
(ソプラノ)大貫裕子
(ピアノ)塚田佳男

「歌曲集“沙羅”から“丹澤”」 清水重道・作詞、信時潔・作曲(3分50秒)
(バリトン)竹澤嘉明
(ピアノ)塚田佳男
OCD-0510

「歌曲集“沙羅”から“北秋の”」清水重道・作詞、信時潔・作曲(1分50秒)
(バリトン)竹澤嘉明
(ピアノ)塚田佳男
OCD-0510

「歌曲集“沙羅”から“鴉”」 清水重道・作詞、信時潔・作曲(1分15秒)
(バリトン)竹澤嘉明
(ピアノ)塚田佳男
OCD-0510

「歌曲集“沙羅”から“行々子”」清水重道・作詞、信時潔・作曲(1分30秒)
(バリトン)竹澤嘉明
(ピアノ)塚田佳男
OCD-0510

「やまとには」 舒明天皇・作歌、信時潔・作曲(5分50秒)
(指揮)遠藤磯雄
(合唱)明治大学混声合唱団
KR-7066
田中ひな子先生の御著作『善意通訳』(編集工房ノア)が届きました。

50年前のオリンピックでの「お・も・て・な・し」を描いた標題作(1966年直木賞候補)とともに、書き下ろしの「軍隊行進曲」の中に「海ゆかば」の章があります。
憧れの「軍隊行進曲」をピアノで練習していた主人公比沙子が、疎開先で聴いた「海ゆかば」です。


科研費研究課題「信時潔に関する基礎的研究―作品・資料目録データベースの作成と主要作品の研究」の研究成果中間報告の第一弾として、
11月8日(土)日本音楽学会全国大会(開催場所:九州大学大橋キャンパス)で
以下の報告とパネルディスカッションが行われます。

パネル1(10:25~12:35 音響特殊棟録音スタジオ)

Composer Bigins ― 信時潔の最初期の活動とその背景
 コーディネーター:大角欣矢
 パネリスト:花岡千春、片山杜秀、信時裕子

主な内容
 1)信時作品資料研究の現状と課題(信時裕子)
 2)信時の作曲家としての出発とその背景を巡って(片山杜秀、大角欣矢)
 3)信時の最初期の作品を巡って(花岡千春、大角欣矢)

 ※ピアノ曲≪Variationen(越天楽)≫(1917)の実演(おそらく公開演奏としては世界初)も行われます。

参加についての詳細は下記のサイトでご確認ください。

音楽学会全国大会案内 http://sound.jp/msjkyushu2014/ 
  大会プログラム http://sound.jp/msjkyushu2014/program.html
信時潔音楽随想集『バッハに非ず』(信時裕子編)アルテスパブリッシング 2012.12 の巻末に掲載した信時潔の著作・執筆一覧の追補をウェブサイトに掲載しました。

http://home.netyou.jp/ff/nobu/page092.html

今後、新しく見つかったものはここに書きこんでいきます。
共益商社書店の「戦時特別品」五線紙について、
この「戦時」とはいつかのことか、という記事を書きました。

http://noblogblog.blog.shinobi.jp/Entry/124/
http://noblogblog.blog.shinobi.jp/Entry/125/

今まで、信時潔の資料を見る限りでは、使用した年代がはっきりわかるものが少なく、
「昭和11年以前」としか言えませんでした。

が、今回新たに、大正6年8月 に使われたとはっきりわかる資料が見つかりました。

国会図書館のレファレンス協同データベースにある同様の質問
http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000136131
では、
大正6(1917)年頃作曲された楽曲が手書きしてある五線紙」とあるので、
時期は同じです。

(五線紙に書いてある住所等の文字も同じで、共益商社書店、共益商社 No.9とあります)

依然として、大正6年より前に、いつから使われていたのか、五線紙の発売年はいつか、
等はわかりませんが、同じ五線紙を「大正6年」に使った例が複数ある、ということになります。












家にあったスクラップから、1964年朝日新聞「新・人国記」の信時潔に関する記事が出てきました。

5月11日夕刊の二面。信時に関する部分は600字ほどですが、亡くなる前年に、よく取材して書かれていて、これは間違っている、と気づくところが少なく(なかなかそういう取材記事はないものです)、しかもいかにも信時の口調とか、ことば使いだと思うところがいくつもあります。

----------------------

実父が大阪江戸堀のキリスト教会の牧師をしているときに生れた。美作の出身で、はじめ役人をしていたが、新しくはいって来たプロテスタント精神に感じて聖職に転じた人である。

音楽家になるか、画家になるか、迷いぬいたが、やっと東京音楽学校の試験が先にあったので受験した。

短歌の作曲を「ずいぶんしつこく」百曲ほどもやってみた

作品には独逸の古典音楽と東洋の旋律の合金が多い
----------------------

太字の部分が、いかにも信時潔の言い回し、信時だから言える事だなと
私が思った部分ですが、いかがでしょうか。


掲載紙
『朝日新聞』 1964年5月11日 夕刊 2面
新・人国記(570) 大阪府前編(24) 海ゆかば 
 
※『新・人国記』は単行本にまとまっているようですが、未確認です。
 


香月隆著『【評伝】まぼろしの歌姫 荻野綾子』(荻野綾子顕彰会 2014.2)を読んでいます。

信時潔ともいくつか接点があり、まだはっきりわかっていないこともあるのですが。

この本で新しくわかったことがあったので記録しておきます。

[昭和13年]4月に太田(旧姓荻野)綾子の夫太田太郎がJOAKの洋楽課長に就任したあと、同年8月に「BKで「銃後婦人の夕」と題して信時潔、橋本國彦、山田耕筰らの新しい曲に合わせ、興国短歌を朗誦している。」とあります。
この新曲(?)が何か、記憶になかったので新聞データベースを「荻野綾子」「銃後婦人の夕」等で検索してみたところ

朝日新聞 東京版 昭和13年8月13日朝刊
朝日新聞 大阪版 昭和13年8月13日朝刊
読売新聞 昭和13年8月13日朝刊

のラジオ欄にそれぞれ記載があり、金子基子作歌「国挙る」(国こぞる)が初演されたらしいことがわかりました。
「国こぞる」は国民歌謡の枠で13年10月3日から放送されていますが、荻野綾子が初演していたとは初めて知りました。

香月氏の書きぶりから、世間体を気にしてBKからのみ放送されたのか、と思ったのですが、実際にはAKでも放送されたようです。

朝日の東京版では「太田綾子」、朝日の大阪版では「荻野綾子」の名前になっていて、たしかに何か事情というか、配慮があったように感じます。
一方読売新聞では、「太田AK洋楽課長夫人荻野綾子さん」とあり、それだけ見れば、荻野さんご結婚されたのか、と思う程度でしょうか。

では、本の続きを読むことにします。

本の入手はこちらでできるようです。
http://www12.ocn.ne.jp/~poemq/ayako.html
芦屋交響楽団で信時潔「絃楽四部合奏」の演奏を聴いて来ました。
http://noblogblog.blog.shinobi.jp/Entry/152/
元団長で今年没後10年、生誕100年を迎えた松島正之助団長が信時から受け取ったものを、芦屋で育み、受け継いでいると感じる演奏会でした。
会場では団の歴史を語る写真や資料を展示していたのですが、思わず「うまいっ」と感心したイラストを、ご本人のおゆるしをいただいたのでご紹介します。
作者は芦屋交響楽団フルート奏者の中川浩一さんです。
まず信時潔。晩年ではなくやや若い頃のようです。



大澤寿人


芥川也寸志


中川さん、名作をありがとうございます。

作曲家の自筆譜を調べていると、五線紙の商標が、時に作曲や作譜の年代を考える参考になることがあります。

信時潔の資料には、あまり多くはないのですが、マルティーノの五線紙がいくつかあります。
その中にマルティーノの商標の横に Dai-nippon printing とあったり、
Manufacture and Distributor Tokyo-sha と書かれていたりして、それによって
更に年代が狭められるのではないかと期待して、
現在もある「マルティーノ東京社」さんに、社の歴史などをお尋ねしました。

http://www.martino.jp/ のサイトにあるカタログの表紙には「創業1950年」とあります。

それ以上のことについては、現在の「代表者」様には、わからないとのことで、先代の伊藤宣二(よしじ)様をご紹介いただきましたが、残念ながら連絡がつきませんでした。


参考までに:下記の写真は、私が20年以上前に購入した楽譜の商標です。







東京藝術大学総合芸術アーカイヴセンターの
東京音楽学校が作った“うた” のページ
http://archive.geidai.ac.jp/597 
「時代背景などから現在は歌われていない作品」として信時潔作曲「われらは太陽民族(ひのたみ)」に関する資料、歌詞原稿、楽譜のデジタル画像、および東京藝術大学音楽学部声楽科学生有志による演奏が公開されています。

この作品は信時潔が東京音楽学校教授だった大正13年に、新潟県知事からの依頼をうけて作曲したものです。公開されている手稿譜は、作曲者自筆ではなく、妻ミイによる浄書譜です。

2012年春のコレクション展(東京藝術大学大学美術館)でも展示・公開されていました。
http://home.netyou.jp/ff/nobu/page006.html 参照)

「われらは太陽民族(ひのたみ)」に関する資料、楽譜のデジタル画像、東京藝術大学音楽学部声楽科学生有志による演奏はこちらです。

http://archive.geidai.ac.jp/641






7月6日、芦屋交響楽団 松島記念特別演奏会で絃楽四部合奏が演奏されます。

「芦屋交響楽団松島正之助団長の没後10年・生誕100年を記念し、地元芦屋にて特別演奏会を開催。生前関わりの深かった作曲家の作品、好まれた作品や、関わりの深い作品を中心に演奏し、芦屋の皆様や芦響関係者とともに松島団長を振り返る。」(演奏会企画書より抜粋)

「信時潔研究ガイド」でも紹介しています。
http://home.netyou.jp/ff/nobu/page006.html

入場無料、6月から申し込み受付だそうです。
申し込み方法の詳細は芦屋交響楽団のホームページでご確認ください。

http://we-love-music.ashikyo.info/

本日5月24日、日経新聞朝刊文化面で、東京芸大の信時潔文庫の整理の様子などが紹介されました。

「OBの作曲研究 東京芸大動く 近現代の技術継承に脚光 自筆譜や創作ノート収集・管理」の見出しです。
アカデミア・ミュージック扱いの楽譜のちらし(PDF)です。


http://home.netyou.jp/ff/nobu/AcademiaM2.pdf

信時潔作曲
海道東征 ヴォーカル・スコア
絃楽四部合奏
帰去来



大須賀績作歌、信時潔作曲「送別の歌」混声四部合唱版(新響社)の「再版」を入手しました。

奥付には
毎月新曲発行 
シンキョウ合唱曲第531番
大正14年9月21日印刷
大正14年9月23日発行
大正14年10月10日再版
とあります。

「毎月発行」というのが、どのぐらいの意味と実態を持つ言葉なのかわかりません。

この楽譜は、とにかくあちこちに著作権表示があります。

楽譜ページの下に「著作権所有(禁 編曲謄写歌詞転載)」
別掲歌詞の最後に「(著作権所有)」
出版者の表示部分に「不許複製転載 無断蓄音機吹込」

1枚2つ折全4ページのピース楽譜にしてはずいぶん念入りです。

初刷が何冊だったのか、わかりませんが、これだけ「禁」しているので
増刷の要望があって「再版」したのでしょう。

実はこの楽譜の中にはさまれていた謄写版楽譜には
「東洋音楽学校合唱科 多講師用」と印刷されていました。
その楽譜は「CAVALLERIA RUSTICANA / Mascagni 」です。

おそらく東洋音楽学校の合唱に使われたものでしょう。
「刷」が違うのか、「版」違いなのか・・・つまりどこか楽譜を修正しているのか
については、これからゆっくり見比べてみようと思いますが、
あまり変わっていないような印象です。
信時潔作曲「絃楽四部合奏」のパート譜(貸譜)、スタンバイできました。

スコアを購入の上、必要な場合はパート譜をお申込みください。
http://noblogblog.blog.shinobi.jp/Entry/135/

申し込み方法は、スコアに書いてあります。

弦楽合奏版は2月11日に熊本で演奏予定。

山田和樹指揮、横浜シンフォニエッタです。
このたび発売となったCD『日本のピアノ変奏曲選~伊澤修二から大中恩まで』に、信時潔作曲「小学唱歌『月』の主題による10の変奏曲」が収録されています。
ピアノ演奏は秦はるひ。
発売元はミッテンヴァルトです。
 http://homepage3.nifty.com/mittenwald/
信時潔作曲「絃楽四部合奏」の楽譜を出版しました。
作曲からおよそ90年を経て、初めての出版です。

この作品は、1920年~1922年のベルリン留学中に作曲され、
妻・ミイによる浄書譜が残されていたことから、
これまでに数回演奏されましたが、楽譜が出版されたことはありませんでした。

今年6月のセントラル愛知交響楽団による演奏を機に、指揮者の齋藤一郎先生、
セントラル愛知交響楽団、そして同公演のパート譜作成を担当された
楽譜作成工房「ひなあられ」の岡崎隆さんにご理解、ご協力いただき、
楽譜刊行に至りました。

現在確認できる各種資料を比較検討した校訂報告(4ページ)を付けています。

―――――――――――
信時潔作曲『絃楽四部合奏』
   
発 行: JKStairS   
発行日: 2013年10月20日 

 ※ 企画・校訂: 信時裕子
     楽譜制作:楽譜作成工房「ひなあられ」 
    (全32ページ) 演奏時間 約11分
―――――――――――


楽譜店では、アカデミア・ミュージック 
https://www.academia-music.com/
が扱っています。
1部 1,200円(税別) 【限定50部】


JKStairS 扱い特別頒布をご希望の場合は、下記までご連絡ください。

  連絡先:JKStairS      
 メール   infonobutoki-kiyoshi.sakura.ne.jp
                   (■を@に変更してください)
  FAX   020-4622-3032
今は、You Tube などでも、信時作品はいろいろ聴けるようですが。

なかでも、大正時代に作られた作品が現代に生きているってことかなあと
感心したのが、この「あかがり」です。

素晴らしい!

【KAITO】あかがり
http://youtu.be/UQwyEtzRgSQ
放送された「国民合唱」や「海ゆかば」について、当時の新聞、「放送研究」「放送人」を始めとする雑誌、書籍や証言を集め、整理し、分析した単行本、竹山昭子著『太平洋戦争下 その時ラジオは』( 朝日新聞出版)が、「週刊読書人」2013年9月27日号に取り上げられました。

碓井広義・評「放送のもつ意味と意義、危うさも次代へと伝える」

この秋、信時潔の自筆譜が2点、展覧会に出品されます。

「大礼奉祝合唱歌」出品   
  東京藝術大学附属図書館貴重資料展 高野辰之展 唱歌「ふるさと」の原点をたずねて 

「海ゆかば」出品   
  五線譜に描いた夢 -日本近代音楽の150年」展


日程ほか、詳しくはウェブサイトの「演奏会・イベント情報」ページをご覧ください。

http://home.netyou.jp/ff/nobu/index.html
東京藝術大学附属図書館「信時潔文庫」の本格的整理が始まりました。

信時潔に関する基礎的研究──作品・資料目録データベースの作成と主要作品の研究」
 → 科学研究費助成事業データベース

 研究期間 2013年4月~2017年3月(予定)


前の記事に書いた共益商社書店「戦時特別品」五線紙。太平洋戦争の「戦時」らしいと書きましたが、訂正します。

昭和11年にはこの五線紙を使用していたので、いわゆる真珠湾攻撃(昭和16年12月)から始まった「太平洋戦争」以前ということになります。

信時潔作曲「大寺の」という合唱曲は、昭和11年11月8日に作曲されたことがわかっています。

その自筆譜が、共益商社書店「戦時特別品」五線紙に書かれていました。

五線紙というのは、書籍や楽譜等出版物の「何年発行」というのと違って、印刷された後の、いつ使っても良い----つまり「戦時特別品」五線紙を使用して昭和16年に作曲することも、平成25年に作曲することも可能---なので使用した年代がわかるものの中で一番古いもの、と絞っていかないといけないところが難しいところです。

今のところ、共益商社書店「戦時特別品」五線紙は、昭和11年以前のもの、ということがわかりました。

より古い使用例が見つかったら、また紹介します。


  この記事の続報 → http://noblogblog.blog.shinobi.jp/Entry/161/










共益商社書店の「戦時特別品」と書かれた五線紙があります。

普通に考えれば、「戦時特別品」の「戦時」とは、いわゆる太平洋戦争でしょう。

ところが、この五線紙が使われた時期が、あまり定かでないものが多く、気になっていました。

たとえばおそらく留学中(1920-1922)の作品であろう「絃楽四部合奏」の浄書譜が

この用紙に書かれていて、その時期になぜ浄書しているのか?書き溜めたものを

その時期に浄書始めただけのか?

ちょっと疑問に思っていたところ、某サイトに、戦時とは日露戦争か?、という質問が出ていたので、この「戦時特別品」五線紙が、明治、大正時代のものである可能性もあるのか?!、と気になって調べてみました。

たとえば信時潔の「絃楽四部合奏」のスコア、パートの浄書譜(妻ミイによる浄書)の場合

五線紙には

-------------------

(戦時特別品) THE KYOYEKISHOSHA Publishers & Book-Salers, Shiba, Tokyo.

東京芝三田松本町四十四番地 合資会社 共益商社書店

大賣捌所 東京新橋 共益商社

-------------------

と印刷されています。 (※注1)

共益商社、共益商社書店については、赤井励著「オルガンの文化史」(青弓社 1995) の

「島崎赤太郎の一生」の項に詳しく書かれています。

共益商社創業者の白井練一(1846-1924)の四女、元(もと 1885-1973)は、島崎赤太郎夫人だそうです。

この情報をもとに、国会図書館デジタル化資料にある共益商社、および共益商社書店等の 名称と所在地を確認してみました。

1 明治17 1884年 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/764836/16 東京芝区宮本町二十九番地 共益商社

2 明治36 1903年 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/843750/68 京橋区竹川町十三番地 共益商社

3 明治40 1907年 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/854810/45 東京市京橋区竹川町十三番地 合資会社 共益商社楽器店

4 明治41 1908年 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/902580/31 東京市京橋区竹川町十三番地 合資会社 共益商社楽器店

5 明治44 1910年 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/854747/54 東京市芝区芝公園十八号地五番 合資会社 共益商社書店

6 大正7 1918年 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/980407/90 東京市芝区松本町四十四番地 合資会社 共益商社書店

7 大正8 1919年 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2954189/16 京橋区竹川町 共益商社 ※官報. 1919年07月07日 楽器の広告

8 大正13 1924年 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/925798/47 東京市芝区松本町四十四番地 共益商社書店

9 昭和13 1938年 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1461652/154 東京市芝区松本町四十四番地 共益商社書店

つまり、楽器店になった系統の「共益商社」又は「共益商社楽器店」(京橋区竹川町。現在のヤマハ銀座店)【楽器販売系】と、

元は教科書会社で、オルガン普及を手掛けたこともあるが、その楽器部が独立(実際はヤマハが買収)した後も出版事業を継続した「共益商社書店」(芝・松本町)【楽譜出版系】の二つの系統があったようです。

とすると、「絃楽四部合奏」の「戦時特別品」五線紙の場合、

芝松本町の「共益商社書店」 は【楽譜出版系】

大賣捌所 東京新橋 共益商社 は【楽器販売系】

ということなのかもしれません。

今回見た国会図書館デジタル化資料では、「大賣捌所」として新橋・共益商社の名が挙がっているものを見つけることができませんでした。

「戦時」は、日清日露戦争などではなく、いわゆる太平洋戦争の「戦時」と考えてよさそうだというのが今日の結論。(→後日談ありますhttp://noblogblog.blog.shinobi.jp/Entry/125/

たぶん「戦時」期の『音楽年鑑』(国会図書館デジタル化資料に昭和16年版あり。ほかに復刻版も出版されている)などで、楽器店、楽譜出版社などを調べていくと、もう少し詳しく確認できるでしょう。

また、信時潔資料でどのような五線紙を使っているのか、もう少し調査が進むと別の例も出てくるかもしれません。

 
  この記事の続報 → http://noblogblog.blog.shinobi.jp/Entry/161/



















セントラル愛知交響楽団が「絃楽四部合奏」を演奏します。

今回は、指揮者の齋藤一郎氏の意向で、コントラバスを追加した弦楽5部で演奏するそうです。

2013.6.29(土) 13:45開場/14:30開演
特別演奏会~高田三郎生誕100年記念~高田三郎とゆかりの作曲家たち

絃楽四部合奏 (弦楽五部合奏編曲版)
   演奏:セントラル愛知交響楽団
   指揮/齊藤一郎  

チケット申し込みなど詳細は
http://www.caso.jp/schedule/special/index.html



*-*-*-*-*
CD『SP音源復刻盤 信時潔作品集成
tenkai-web.jpg






企画・構成・復刻:郡 修彦
構成・解説:信時裕子
CD6枚組、別冊解説書
(B5変形判 全144頁)
15,750円(税抜15,000円)
ブログ内検索
プロフィール&連絡先
「信時潔研究ガイド」主宰者  プロフィール   


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