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の・ぶ・ろぐ   ・・・・・・・・・・  作曲家・信時潔の人と作品に関する最新ニュースや、日々思いついたことなどを書いています。
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山田和樹指揮、横浜シンフォニエッタと、熊本の音楽家、合唱団が2014年に熊本で上演した「海道東征」が、本日発売されました。
この演奏会のために奔走され、また演奏に関わった熊本の皆様は、どうされているか、心配です。御無事を願い、一日も早くおだやかな日常をとりもどされるよう、遠くから応援しています。

買って、聴いて熊本応援!皆様も是非ご一緒に。



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2015年11月28日、東京藝術大学で上演された海道東征のCDがいよいよ発売されました。
歌詞現代語訳を含む40ページの解説書付。
「海道東征」のほか
「絃楽四部合奏」と「我国と音楽との関係を思ひて」を収録。



「絃楽四部合奏」は初のCD発売です。(弦楽オーケストラ版 湯浅卓雄編)
楽譜スコアについてはこちら→http://noblogblog.blog.shinobi.jp/Entry/135/
パート譜が必要な場合はお問い合わせください。
「海道東征」上演(ピアノ伴奏、全曲)の情報が届きました。


「福岡県神道青年会 東日本大震災復興事業 早期復興への祈誓」
 【日時】2016年3月13日(日)15:00~17:00
 【場所】若松市民会館
 【料金】入場無料
 
  第一部 早期復興祈願祭
  第二部 交声曲「海道東征」奉納

  指揮:中山敦、伴奏:大森道子
  ソリスト:安高郁子、竹原衣理子、園田あずさ、東建太、木村貞仁
  出演:九州歯科大学合唱団コール・エルフェンバイン

  【お問い合わせ】
  福岡県神道青年会 事業委員会(宗像大社内 担当:長友まで)
  TEL:0940-62-1211
  FAX:0940-62-1315
 
 上演に至るまでのお話はこちら。
   「俺はタクランケ!(歯科学生の日常2)」http://tulip-kimkim2.jugem.jp/?eid=602


 チラシなどはこちらにありました。
   「鳥飼八幡宮ブログ」 http://hachimansama.jp/blog/6690





(つづき)
産経新聞大阪版(夕刊)で2015年8月31日から9月30日に全24回にわたって連載された「海道東征を紡ぐ 信時潔物語」へのリンク集(つづき)です。

(17)“日本オーケストラの父”の命受け、見よう見まねでチェロ演奏
http://www.sankei.com/west/news/160104/wst1601040001-n1.html

(18)黎明期、初の合唱曲「春の弥生」…今こそ信時ルネサンス
http://www.sankei.com/west/news/160105/wst1601050011-n1.html

(19)人生を変えたドイツ留学…シャワーを浴びるように聴き吸収した
http://www.sankei.com/west/news/160106/wst1601060006-n1.html

(20)第一次大戦後、秩序取り戻したベルリン、信時は“相変らず”
http://www.sankei.com/west/news/151228/wst1512280059-n1.html

(21)「一つ信じたものを通していく」…戦時中でも夜中、新曲に耳傾け
http://www.sankei.com/west/news/160108/wst1601080007-n1.html

(22)「北原先生の詩に力得て」…歌詞と結合、豊かで壮大な音楽
http://www.sankei.com/west/news/160104/wst1601040047-n1.html

(23)「海ゆかば」を世に…晩年まで歩みたゆまず、後進育成も
http://www.sankei.com/west/news/160110/wst1601100002-n1.html
 

(24)完 書斎のピアノ、ふた開いたまま…音楽と家族に囲まれ“最期の微笑”
http://www.sankei.com/west/news/160111/wst1601110001-n1.html

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参考:
 

産経新聞大阪版連載「海道東征を紡ぐ 信時潔物語」WEB公開スタートの初回投稿(1)~(8)はこちら

http://noblogblog.blog.shinobi.jp/Entry/202/


産経新聞大阪版連載「海道東征を紡ぐ 信時潔物語」WEB公開スタートの初回投稿(9)~(16)はこちら
http://noblogblog.blog.shinobi.jp/Entry/203/
 
大阪の海道東征公演が終了しました。
11月20日、22日の二日間、両日共1700席満席の熱い公演でした。
パイプオルガン下の席も完売してしまったため、合唱団もステージ上に乗り、ソリストも合唱団の最前列、舞台上はぎっしりでした。

また、大変効果的でよかったのは字幕です。字幕を出しての「海道東征」公演は初めてだと思います。パンフレットの歌詞に目を落とすことなく、白秋の詩を追いながら聴くと、難しいと感じる白秋の日本語も、すんなり入ってきて、その言葉の美しさを楽しむことができました。またそれに応じた作曲者の計らいも聞こえてくるように思えます。

11月22日(日)終演後、ソリスト、指揮者の皆様の写真です。
 

私個人の感想は・・・とても書ききれません。
このすばらしい公演の実現にご尽力くださいました皆様にお礼申し上げます。

公演の様子は産経新聞サイトにもたくさん記事や写真が掲載されていますのでご覧ください。
(以下、11月23日確認分です)

「誕生から75年、蘇る「建国神話の音色」 大阪で「海道東征コンサート」 雄壮な演奏、格調高き声楽」http://www.sankei.com/west/news/151120/wst1511200104-n1.html

「「敗戦国日本の呪縛から解放」戦後70年に響いた高らかな演奏」
http://www.sankei.com/west/news/151120/wst1511200105-n1.html

「「鳥肌立った」「日本人で良かった」…世代超え、聴衆に感動の渦」
http://www.sankei.com/west/news/151120/wst1511200105-n1.html

「聴衆1700人、神話の世界堪能 大阪で開催」

「タクトを振った北原さん「日本人の品性が立ちのぼる作品」」
http://www.sankei.com/west/news/151122/wst1511220100-n1.html





10月24日、神戸の湊川神社で、「海道東征」の第8章を歌うそうです。

楠公歌の会10周年記念
日本の心を歌う集い
平成27年10月24日(土) 14:00開演

湊川神社 神能殿(入場無料)

信時作品上演: 海道東征 第八章 天業恢弘
指揮 増田健一、 ピアノ 宮下恵美
楠公歌の会(合唱)

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当日は、ほかに唱歌。抒情歌などを演奏。

ところで信時の作品に「大楠公を追慕し奉る唱歌」(杉本定治作詩)と言う曲があり、1939年に、発表されています。当時の神社の記録には「東京音楽学校作曲」とありますが、信時潔の自筆譜が残っています。今回はそのゆかりの神社で「海道東征」第八章の演奏が行われます。




北原白秋作詩、信時潔作曲「海道東征」の演奏時間。
初演当時の紹介記事などに「演奏時間は約1時間」と書いてあります。
ニッポニカ再演で聴いた時はもう少し短かったような気がして、
改めてCDになっているものの録音時間を調べました。

この↓『作品集成』に収録されている東京音楽学校演奏の場合は、合計54分42秒。
この↓ニッポニカのCDは、合計47分33秒でした。



ニッポニカの演奏は客席で聴いていたのですが、終演後立ち上がった時、すぐ近くにいらした阪田寛夫先生が「いやあ、速かったですね」と仰ったのを思い出します。

さて、今年の演奏はどうでしょうか。

11月28日、15時開演の演奏会 東京藝術大学「海道東征」の当日、下記のシンポジウム、および展示があります。いずれも入場無料です。

█ 信時 潔 没後50 周年記念プロジェクト
◆シンポジウム《 海道東征》とその周辺─ 信時潔 没後50年の地点から考える ─

日 時:2015年11月28日(土) 11:30~( 11:00開場)

会 場:東京藝術大学 第6ホール [音楽学部構内] 入場料:無料

パネリスト:
信時 裕子(東京藝術大学附属図書館信時科研プロジェクト研究協力者)
片山 杜秀(慶應義塾大学法学部教授)
橋本 久美子(東京藝術大学総合芸術アーカイブセンター大学史史料室特任助教)
コーディネーター:大角 欣矢(東京藝術大学音楽学部楽理科教授)

◆東京藝術大学附属図書館貴重資料展  
   東京音楽学校初演から75年:《海道東征》展

 信時潔《海道東征》自筆楽譜などの展示

会 期:2015年11月17日(火)~12月14日(月) ※日曜祝日休館

開館時間:9:00~20:00(土曜は17:00まで)

会 場: 東京藝術大学附属図書館2階目録室  入場料:無料

※《海道東征》自筆楽譜は、演奏会当日のみ上記の場所ではなく、奏楽堂ホワイエにて展示予定(ご観覧にはチケットが必要です)

詳細はこちら 
  http://www.geidai.ac.jp/container/sogakudo/34455.html
       (↑案内ちらしのPDFもあります)

 

東京音楽学校による初演から75年、東京藝術大学が「海道東征」を再演します。演奏会のほか、当日午前中にはシンポジウム(入場無料)を開催。また芸大図書館内での関連資料展示も準備しています。

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
東京藝術大学 信時潔没後50周年記念「海道東征」 
2015.11.28(土) 15:00開演
会場:東京藝術大学奏楽堂(大学構内) 台東区上野公園12-8
入場料:3,000円 (全席自由)

信時作品演奏
    Kinder Trio (初演) vn, vc, pf
    我国と音楽との関係を思ひて(小山作之助遺作歌)
    絃楽四部合奏(弦楽オーケストラ版)
    交声曲「海道東征」
演奏 指揮: 湯浅卓雄
管弦楽: 東京藝大シンフォニーオーケストラ
ソリスト: 
ピアノ:迫昭嘉、ヴァイオリン:松原勝也、チェロ:河野文昭
ソプラノ:菅英三子・平松英子/アルト:永井和子・寺谷千枝子/テノール:永田峰雄/バリトン:甲斐栄次郎・福島明也 合唱:東京藝術大学音楽学部声楽科学生(合唱指揮:阿部純)、NHK児童合唱団
*演奏会冒頭に、片山杜秀(聞き手 大角欣矢)による演奏楽曲等についての
 お話しがあります。
*演奏はライブ録音され、後日NAXOSより「日本作曲家撰輯」としてCD発売予定。


追記:東京藝術大学奏楽堂の演奏会情報はこちらです
http://www.geidai.ac.jp/container/sogakudo/34455.html
 
2014年2月11日、熊本で行われた「海道東征」公演についてのブログ記事など、
リンク集です。

ソリスト春日保人さんのブログ http://kasugayasuto.com/2014/02/12/%E6%84%9F%E7%84%A1%E9%87%8F%EF%BC%81%EF%BC%81/

瑠璃子さんのブログ
http://jpn48.ldblog.jp/archives/37045087.html

朝日歌壇鑑賞会さんのブログ
http://blog.livedoor.jp/asapykadan/archives/50336219.html

グルッポ・ヴィーヴォさんのブログ
http://gruppovivo.blog.shinobi.jp/
先日熊本で開催された、「海道東征」公演のDVD、予約を受け付けているそうです。

詳しくはグルッポ・ヴィーヴォのブログをご覧ください。

http://gruppovivo.blog.shinobi.jp/%E6%B5%B7%E9%81%93%E6%9D%B1%E5%BE%81%E9%96%A2%E9%80%A3/dvd%E5%8C%96%E6%B1%BA%E5%AE%9A_184
2014年2月11日、熊本県立劇場コンサートホールで「海道東征」公演が行われました。

1800名収容のホールにはたくさんのお客様が入り、14時開演、16時半終演の長い
コンサートでした。

メインプログラム「海道東征」は、山田和樹指揮のもと、ソリスト、合唱団、オーケストラの演奏はすばらしく、熱い拍手がいつまでも続きました。

当日の様子はTwitterで #熊本海道東征 のハッシュタグでも 
呟いていますのでご覧ください。
このBlog画面の右上の on-twitter から、
下の方をたどって 行っても見えると思います。

当日配られたプログラム(本文26ページ)の内容を紹介します。

[演奏曲目・演奏者一覧]

公演にあたって/グルッポ・ヴィーヴォ代表 春日幸雄

ごあいさつ 美しい日本語の響きと音楽の融合 和楽創造への挑戦/「海道東征を成功させる会」実行委員長、熊本県文化協会常任顧問、熊本市文化事業協会会長 大江捷也

ごあいさつ/「海道東征を成功させる会」顧問、熊本県文化協会名誉会長、熊本放送名誉会長 小堀富夫

ごあいさつ/「海道東征を成功させる会」顧問、認定NPO法人 スペシャルオリンピックス日本名誉会長 細川佳代子

ごあいさつ/「海道東征を成功させる会」顧問、作曲家、平成音楽大学学長 出田敬三

ごあいさつ 交聲曲「海道東征」の熊本公演を祝す/公益財団法人 北原白秋生家記念財団 理事長 黒田一治

ごあいさつ/作曲家 大中恩

ごあいさつ 「海道東征」が伝えるメッセージ―それは世界平和―/海道東征実行委員 グルッポ・ヴィーヴォ会員 武田流騎射流鏑馬保存会副会長 出田秀尚

出演者プロフィール

信時潔の生涯/信時裕子

北原白秋/北原白秋生家・記念館 館長 姉川圭介

曲目解説(信時潔 絃楽四部合奏、「木の葉集」より、あかがり、帰去来、交聲曲「海道東征」/信時裕子

曲目解説(ベートーヴェン 交響曲第5番 ハ短調 作品67 ≪運命≫/音楽博士、横浜シンフォニエッタ・アドミニストレイター、ヴァイオリン奏者 長岡聡季

「海道東征」拾遺/阪田寛夫 (再録・大中恩提供)

「わが校歌」考/熊本県立劇場 館長 葉山完治

制作発表・練習風景

グルッポ・ヴィーヴォこれまでのあゆみ

グルッポ・ヴィーヴォ会員名簿

スタッフ

【別冊】12ページ
 [対訳] 交聲曲「海道東征」/北原白秋作詩、星永文夫現代語訳
「海道東征」について/北原白秋 (短歌会誌「多磨」昭和16年5月号・北原白秋生家記念館蔵)





だいぶ前に予告しましたが、いよいよ一か月後に迫ったので再度投稿です。

最近とくに、その活躍が話題になっている山田和樹さんの指揮、横浜シンフォニエッタのオーケストラ伴奏での上演です。
2003年オーケストラ・ニッポニカの上演以来久々のオケ版上演。

実行委員の大江捷也様は、「やすくにの」の大江一二三さんのご子息。
「帰去来」も、九州にはご縁のある作品です。
当日は山田和樹指揮、ベートーヴェン 交響曲第五番「運命」も聴けるという盛沢山な企画です。

信時潔の弟子で、70年前にこの曲を歌ったという作曲家・大中恩先生も、この作品上演を観に、聴きに、熊本までいらっしゃるそうです。(もちろん私も行きます)

なかなか生で聴けない作品ですので、みなさま是非ご来場ください。


2014年2月11日(火・祝)
グルッポ・ヴィーヴォ創立25周年記念企画
北原白秋作詩、信時潔作曲
 交聲曲「海道東征」 14:00開演 16:30終演  
主催: グルッポ・ヴィーヴォ
共催: 熊本県文化協会
会場: 熊本県立劇場コンサートホール
入場料: 全席指定 前売 8,000円~3,000円(当日各500円up)
問い合わせ グルッポ・ヴィーヴォ事務局 
URL : http://music.geocities.jp/gruppo_vivo/enter.html   

※連絡先、チケット販売詳細は、上記URLでご確認ください。 

「海道東征を成功させる会」 実行委員長 大江捷也
協力  (株)BMプロデュース 北原白秋記念館
監修  大中 恩、信時裕子
総括  春日幸雄 
企画  春日信子(株)BMプロデュース  

演奏   
指揮  山田和樹  
管弦楽  横浜シンフォニエッタ  
ソプラノ:三縄みどり 澤村翔子
テノール:大澤一彰
アルト:兼武尚美
バリトン:春日保人
 
合唱指導  春日幸雄、春日保人  
合唱  海道東征合唱団、NHK熊本児童合唱団  
ピアノ(「木の葉集」):塩津貴子

交聲曲「海道東征」コンサートCM →YouTubeへ 





 




新年あけましておめでとうございます。

新年早々、「海道東征」関連のメールが複数飛び込み、「今年は海道東征の年」の予感がいっぱいです。

その一つが、九州での上演報告のメールでした。

2013.12.22.
九州歯科大学合唱団コール・エルフェンバイン第48回定期演奏会
九州歯科大学講堂
全楽章
指揮 中山敦
伴奏 大森道子
ソリスト SopⅠ白石由梨香
               SopⅡ高橋歩
               Alto園田あずさ
               Ten東建太
               Bar、Bass木村貞仁


学生の合唱団で、この曲を演奏しようと企画し、全曲上演されたのは初めてだと思います。

上演&お知らせ、ありがとうございました。







しばらく在庫がなかったオーケストラ・ニッポニカ演奏のCD
「海道東征」ですが、 ミッテンヴァルトの新しいプレスが
できたそうです。
http://homepage3.nifty.com/mittenwald/mtwdcd/cd-nipponica2.html

信時 潔「海道東征」 
芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカ第2集
早坂文雄 : 管絃樂曲「讃頌祝典之樂」
信時潔 : 交声曲 「海道東征」
芥川也寸志 : 赤穂浪士のテーマ
指揮/本名徹次  コンサートマスター/浜野考史
録音2003年2月23日 紀尾井ホール(ライブ録音)
定価 2,520円(税込) <MTWD99012> 

ミッテンヴァルト のページ
(注文方法もこちらに書いてあります) 
http://homepage3.nifty.com/mittenwald/









クラウス・プリングスハイムの生涯を書いた加藤子明著『日本の幻想』(乾元社 1950)の中で、海道東征をどう聴いたのかを示す部分を見つけました。


「この年は、各国参加のもとに行われた国際芸術祭に於ける日本楽壇の名声が、高く上ったのである。クラウスはそれが二つの偉大な作曲によって象徴されたと思った。それは信時潔の教会交声曲(※カンタータ)「海道東征」と、山田耕筰の歌劇「夜明け」である。日本の楽壇は、そのとき模範的な演奏で発表されたこの二曲によって、蓄積した実力を十二分に発揮したのである。それは何れもこの時までの日本楽壇の、輝かしい発展の成果であった。」(p.297)


  ※「教会交声曲」の横に「カンタータ」のルビが振られています
2014年2月、熊本で「海道東征」上演されます。

 2014年2月11日 14:00 開演 
グルッポ・ヴィーヴォ特別企画 
信時潔/交声曲「海道東征」
山田和樹指揮 横浜シンフォニエッタ 
熊本県立劇場コンサートホール

独唱は、2002年オーケストラ・ニッポニカの上演時の春日保人さんほか。
ヴォーカルスコアの印刷・出版もなんとか間に合って
熊本では合唱練習がスタートするようです。
このところ、オーケストラ・ニッポニカが演奏した「海道東征」のCDが絶版なのですが、と
時々言われるのですが、 版元のミッテンヴァルトに確認したところ、絶版ではなく、
近日再プレス予定、とのことです。

詳しくは ミッテンヴァルトまで お尋ねください。
http://homepage3.nifty.com/mittenwald/

交声曲「海道東征」 --- in 『オーケストラ・ニッポニカ第2集』 
ミッテンヴァルト MTWD99012
  芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカ第2回演奏会(2003年2月23日)



「海道東征」ヴォーカルスコアの復刻版ができました。
初版は、海道東征の上演昭和15年11月にさきがけて、8月に出版(共益商社書店)されていますが、
訂正のはいった昭和16年6月の再版を復刻しています。
復刻の原本は、東京藝術大学附属図書館所蔵。

今回これを電子化して発行したのはアカデミア・ミュージックです。
https://www.academia-music.com/

北原白秋作詩、信時潔作曲 
交声曲「海道東征」 ピアノ・ヴォーカル・スコア
原本 東京藝術大学附属図書館蔵
2013年3月複製
発行所 アカデミア・ミュージック
価格 2,400円+税 


信時潔の作品が多数収録されているローム ミュージック ファンデーションのSPレコード復刻CD集の解説DVDが発行されました。
動画サンプルは http://www.rohm.co.jp/rmf/music5/ にあります。

CDは市販されていますが、DVDは市販されないようです。
DVDは全国の公共図書館 http://www.rohm.co.jp/rmf/naiyou/sp_haifu_ichilan.htmlや、音楽大学図書館などに寄贈されるそうです。

この中でとくに注目されるのは、昭和16年の「海道東征」上演の映像が収録されていることです。(冒頭から57分9秒)
ウェブサイト「信時潔研究ガイド」に掲載している海道東征上演記録
http://home.netyou.jp/ff/nobu/page066.html#lcn020 の中の、 1941年3月14日、現代日本音楽演奏会 (情報局)のニュースフィルムです。場所は情報局講堂。これは帝国劇場のことのようです。当時の新聞には「在京外交団、外国通信、留学生等夫妻約一千五百名を招待」とあり、フィルムには客席の様子も映されています。

もうひとつ、このDVDの信時潔に関する「特典」映像は、チェロを弾く信時潔の姿。冒頭から28分過ぎたあたりに映る、ラウトルップ指揮のハイドン作曲「オラトリオ 十字架上のキリストの最後の言葉より」の舞台写真、チェロ最前列の奏者、ラウトルップのすぐ右が信時潔、その右は岡野貞一です。(28分17秒~)

同DVD中「家族が語る音楽家たちの素顔」には、私も出演しました。まず信時潔が文化功労者となった時のインタビュー映像が流れ(1時間16分13秒~)ます。撮影は信時潔文庫を収める東京藝術大学図書館で行われ、同文庫から「海道東征」の総譜を紹介(1時間17分18秒~)。このブログのhttp://noblogblog.blog.shinobi.jp/Entry/45/に書いた「フルスコアの、楽譜中の歌詞(テキスト)の文字の筆跡はミイです。ソロ及び合唱のヴォーカル部分は、楽譜もミイによるものです。それに対して、声以外の、楽器の部分の楽譜は潔の筆跡だったのです。同じスコアを二人が、縦割り(小節線)ではなく横割り(パートごと)で分担していたのです。」 という部分が確認できます。

興味ある方は、是非お近くの公共図書館でDVDをご覧ください。

以下のページにも、このDVDの概要を書いてあります。
http://home.netyou.jp/ff/nobu/page075.html#lcn027
*-*-*-*-*
CD『SP音源復刻盤 信時潔作品集成
tenkai-web.jpg






企画・構成・復刻:郡 修彦
構成・解説:信時裕子
CD6枚組、別冊解説書
(B5変形判 全144頁)
15,750円(税抜15,000円)
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