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の・ぶ・ろぐ   ・・・・・・・・・・  作曲家・信時潔の人と作品に関する最新ニュースや、日々思いついたことなどを書いています。
山田和樹指揮、横浜シンフォニエッタと、熊本の音楽家、合唱団が2014年に熊本で上演した「海道東征」が、本日発売されました。
この演奏会のために奔走され、また演奏に関わった熊本の皆様は、どうされているか、心配です。御無事を願い、一日も早くおだやかな日常をとりもどされるよう、遠くから応援しています。

買って、聴いて熊本応援!皆様も是非ご一緒に。



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2015年11月28日、東京藝術大学で上演された海道東征のCDがいよいよ発売されました。
歌詞現代語訳を含む40ページの解説書付。
「海道東征」のほか
「絃楽四部合奏」と「我国と音楽との関係を思ひて」を収録。



「絃楽四部合奏」は初のCD発売です。(弦楽オーケストラ版 湯浅卓雄編)
楽譜スコアについてはこちら→http://noblogblog.blog.shinobi.jp/Entry/135/
パート譜が必要な場合はお問い合わせください。
「海道東征」上演(ピアノ伴奏、全曲)の情報が届きました。


「福岡県神道青年会 東日本大震災復興事業 早期復興への祈誓」
 【日時】2016年3月13日(日)15:00~17:00
 【場所】若松市民会館
 【料金】入場無料
 
  第一部 早期復興祈願祭
  第二部 交声曲「海道東征」奉納

  指揮:中山敦、伴奏:大森道子
  ソリスト:安高郁子、竹原衣理子、園田あずさ、東建太、木村貞仁
  出演:九州歯科大学合唱団コール・エルフェンバイン

  【お問い合わせ】
  福岡県神道青年会 事業委員会(宗像大社内 担当:長友まで)
  TEL:0940-62-1211
  FAX:0940-62-1315
 
 上演に至るまでのお話はこちら。
   「俺はタクランケ!(歯科学生の日常2)」http://tulip-kimkim2.jugem.jp/?eid=602


 チラシなどはこちらにありました。
   「鳥飼八幡宮ブログ」 http://hachimansama.jp/blog/6690





(つづき)
産経新聞大阪版(夕刊)で2015年8月31日から9月30日に全24回にわたって連載された「海道東征を紡ぐ 信時潔物語」へのリンク集(つづき)です。

(17)“日本オーケストラの父”の命受け、見よう見まねでチェロ演奏
http://www.sankei.com/west/news/160104/wst1601040001-n1.html

(18)黎明期、初の合唱曲「春の弥生」…今こそ信時ルネサンス
http://www.sankei.com/west/news/160105/wst1601050011-n1.html

(19)人生を変えたドイツ留学…シャワーを浴びるように聴き吸収した
http://www.sankei.com/west/news/160106/wst1601060006-n1.html

(20)第一次大戦後、秩序取り戻したベルリン、信時は“相変らず”
http://www.sankei.com/west/news/151228/wst1512280059-n1.html

(21)「一つ信じたものを通していく」…戦時中でも夜中、新曲に耳傾け
http://www.sankei.com/west/news/160108/wst1601080007-n1.html

(22)「北原先生の詩に力得て」…歌詞と結合、豊かで壮大な音楽
http://www.sankei.com/west/news/160104/wst1601040047-n1.html

(23)「海ゆかば」を世に…晩年まで歩みたゆまず、後進育成も
http://www.sankei.com/west/news/160110/wst1601100002-n1.html
 

(24)完 書斎のピアノ、ふた開いたまま…音楽と家族に囲まれ“最期の微笑”
http://www.sankei.com/west/news/160111/wst1601110001-n1.html

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参考:
 

産経新聞大阪版連載「海道東征を紡ぐ 信時潔物語」WEB公開スタートの初回投稿(1)~(8)はこちら

http://noblogblog.blog.shinobi.jp/Entry/202/


産経新聞大阪版連載「海道東征を紡ぐ 信時潔物語」WEB公開スタートの初回投稿(9)~(16)はこちら
http://noblogblog.blog.shinobi.jp/Entry/203/
 
大阪の海道東征公演が終了しました。
11月20日、22日の二日間、両日共1700席満席の熱い公演でした。
パイプオルガン下の席も完売してしまったため、合唱団もステージ上に乗り、ソリストも合唱団の最前列、舞台上はぎっしりでした。

また、大変効果的でよかったのは字幕です。字幕を出しての「海道東征」公演は初めてだと思います。パンフレットの歌詞に目を落とすことなく、白秋の詩を追いながら聴くと、難しいと感じる白秋の日本語も、すんなり入ってきて、その言葉の美しさを楽しむことができました。またそれに応じた作曲者の計らいも聞こえてくるように思えます。

11月22日(日)終演後、ソリスト、指揮者の皆様の写真です。
 

私個人の感想は・・・とても書ききれません。
このすばらしい公演の実現にご尽力くださいました皆様にお礼申し上げます。

公演の様子は産経新聞サイトにもたくさん記事や写真が掲載されていますのでご覧ください。
(以下、11月23日確認分です)

「誕生から75年、蘇る「建国神話の音色」 大阪で「海道東征コンサート」 雄壮な演奏、格調高き声楽」http://www.sankei.com/west/news/151120/wst1511200104-n1.html

「「敗戦国日本の呪縛から解放」戦後70年に響いた高らかな演奏」
http://www.sankei.com/west/news/151120/wst1511200105-n1.html

「「鳥肌立った」「日本人で良かった」…世代超え、聴衆に感動の渦」
http://www.sankei.com/west/news/151120/wst1511200105-n1.html

「聴衆1700人、神話の世界堪能 大阪で開催」

「タクトを振った北原さん「日本人の品性が立ちのぼる作品」」
http://www.sankei.com/west/news/151122/wst1511220100-n1.html





10月24日、神戸の湊川神社で、「海道東征」の第8章を歌うそうです。

楠公歌の会10周年記念
日本の心を歌う集い
平成27年10月24日(土) 14:00開演

湊川神社 神能殿(入場無料)

信時作品上演: 海道東征 第八章 天業恢弘
指揮 増田健一、 ピアノ 宮下恵美
楠公歌の会(合唱)

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当日は、ほかに唱歌。抒情歌などを演奏。

ところで信時の作品に「大楠公を追慕し奉る唱歌」(杉本定治作詩)と言う曲があり、1939年に、発表されています。当時の神社の記録には「東京音楽学校作曲」とありますが、信時潔の自筆譜が残っています。今回はそのゆかりの神社で「海道東征」第八章の演奏が行われます。




北原白秋作詩、信時潔作曲「海道東征」の演奏時間。
初演当時の紹介記事などに「演奏時間は約1時間」と書いてあります。
ニッポニカ再演で聴いた時はもう少し短かったような気がして、
改めてCDになっているものの録音時間を調べました。

この↓『作品集成』に収録されている東京音楽学校演奏の場合は、合計54分42秒。
この↓ニッポニカのCDは、合計47分33秒でした。



ニッポニカの演奏は客席で聴いていたのですが、終演後立ち上がった時、すぐ近くにいらした阪田寛夫先生が「いやあ、速かったですね」と仰ったのを思い出します。

さて、今年の演奏はどうでしょうか。

11月28日、15時開演の演奏会 東京藝術大学「海道東征」の当日、下記のシンポジウム、および展示があります。いずれも入場無料です。

█ 信時 潔 没後50 周年記念プロジェクト
◆シンポジウム《 海道東征》とその周辺─ 信時潔 没後50年の地点から考える ─

日 時:2015年11月28日(土) 11:30~( 11:00開場)

会 場:東京藝術大学 第6ホール [音楽学部構内] 入場料:無料

パネリスト:
信時 裕子(東京藝術大学附属図書館信時科研プロジェクト研究協力者)
片山 杜秀(慶應義塾大学法学部教授)
橋本 久美子(東京藝術大学総合芸術アーカイブセンター大学史史料室特任助教)
コーディネーター:大角 欣矢(東京藝術大学音楽学部楽理科教授)

◆東京藝術大学附属図書館貴重資料展  
   東京音楽学校初演から75年:《海道東征》展

 信時潔《海道東征》自筆楽譜などの展示

会 期:2015年11月17日(火)~12月14日(月) ※日曜祝日休館

開館時間:9:00~20:00(土曜は17:00まで)

会 場: 東京藝術大学附属図書館2階目録室  入場料:無料

※《海道東征》自筆楽譜は、演奏会当日のみ上記の場所ではなく、奏楽堂ホワイエにて展示予定(ご観覧にはチケットが必要です)

詳細はこちら 
  http://www.geidai.ac.jp/container/sogakudo/34455.html
       (↑案内ちらしのPDFもあります)

 

東京音楽学校による初演から75年、東京藝術大学が「海道東征」を再演します。演奏会のほか、当日午前中にはシンポジウム(入場無料)を開催。また芸大図書館内での関連資料展示も準備しています。

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東京藝術大学 信時潔没後50周年記念「海道東征」 
2015.11.28(土) 15:00開演
会場:東京藝術大学奏楽堂(大学構内) 台東区上野公園12-8
入場料:3,000円 (全席自由)

信時作品演奏
    Kinder Trio (初演) vn, vc, pf
    我国と音楽との関係を思ひて(小山作之助遺作歌)
    絃楽四部合奏(弦楽オーケストラ版)
    交声曲「海道東征」
演奏 指揮: 湯浅卓雄
管弦楽: 東京藝大シンフォニーオーケストラ
ソリスト: 
ピアノ:迫昭嘉、ヴァイオリン:松原勝也、チェロ:河野文昭
ソプラノ:菅英三子・平松英子/アルト:永井和子・寺谷千枝子/テノール:永田峰雄/バリトン:甲斐栄次郎・福島明也 合唱:東京藝術大学音楽学部声楽科学生(合唱指揮:阿部純)、NHK児童合唱団
*演奏会冒頭に、片山杜秀(聞き手 大角欣矢)による演奏楽曲等についての
 お話しがあります。
*演奏はライブ録音され、後日NAXOSより「日本作曲家撰輯」としてCD発売予定。


追記:東京藝術大学奏楽堂の演奏会情報はこちらです
http://www.geidai.ac.jp/container/sogakudo/34455.html
 
2014年2月11日、熊本で行われた「海道東征」公演についてのブログ記事など、
リンク集です。

ソリスト春日保人さんのブログ http://kasugayasuto.com/2014/02/12/%E6%84%9F%E7%84%A1%E9%87%8F%EF%BC%81%EF%BC%81/

瑠璃子さんのブログ
http://jpn48.ldblog.jp/archives/37045087.html

朝日歌壇鑑賞会さんのブログ
http://blog.livedoor.jp/asapykadan/archives/50336219.html

グルッポ・ヴィーヴォさんのブログ
http://gruppovivo.blog.shinobi.jp/
先日熊本で開催された、「海道東征」公演のDVD、予約を受け付けているそうです。

詳しくはグルッポ・ヴィーヴォのブログをご覧ください。

http://gruppovivo.blog.shinobi.jp/%E6%B5%B7%E9%81%93%E6%9D%B1%E5%BE%81%E9%96%A2%E9%80%A3/dvd%E5%8C%96%E6%B1%BA%E5%AE%9A_184
2014年2月11日、熊本県立劇場コンサートホールで「海道東征」公演が行われました。

1800名収容のホールにはたくさんのお客様が入り、14時開演、16時半終演の長い
コンサートでした。

メインプログラム「海道東征」は、山田和樹指揮のもと、ソリスト、合唱団、オーケストラの演奏はすばらしく、熱い拍手がいつまでも続きました。

当日の様子はTwitterで #熊本海道東征 のハッシュタグでも 
呟いていますのでご覧ください。
このBlog画面の右上の on-twitter から、
下の方をたどって 行っても見えると思います。

当日配られたプログラム(本文26ページ)の内容を紹介します。

[演奏曲目・演奏者一覧]

公演にあたって/グルッポ・ヴィーヴォ代表 春日幸雄

ごあいさつ 美しい日本語の響きと音楽の融合 和楽創造への挑戦/「海道東征を成功させる会」実行委員長、熊本県文化協会常任顧問、熊本市文化事業協会会長 大江捷也

ごあいさつ/「海道東征を成功させる会」顧問、熊本県文化協会名誉会長、熊本放送名誉会長 小堀富夫

ごあいさつ/「海道東征を成功させる会」顧問、認定NPO法人 スペシャルオリンピックス日本名誉会長 細川佳代子

ごあいさつ/「海道東征を成功させる会」顧問、作曲家、平成音楽大学学長 出田敬三

ごあいさつ 交聲曲「海道東征」の熊本公演を祝す/公益財団法人 北原白秋生家記念財団 理事長 黒田一治

ごあいさつ/作曲家 大中恩

ごあいさつ 「海道東征」が伝えるメッセージ―それは世界平和―/海道東征実行委員 グルッポ・ヴィーヴォ会員 武田流騎射流鏑馬保存会副会長 出田秀尚

出演者プロフィール

信時潔の生涯/信時裕子

北原白秋/北原白秋生家・記念館 館長 姉川圭介

曲目解説(信時潔 絃楽四部合奏、「木の葉集」より、あかがり、帰去来、交聲曲「海道東征」/信時裕子

曲目解説(ベートーヴェン 交響曲第5番 ハ短調 作品67 ≪運命≫/音楽博士、横浜シンフォニエッタ・アドミニストレイター、ヴァイオリン奏者 長岡聡季

「海道東征」拾遺/阪田寛夫 (再録・大中恩提供)

「わが校歌」考/熊本県立劇場 館長 葉山完治

制作発表・練習風景

グルッポ・ヴィーヴォこれまでのあゆみ

グルッポ・ヴィーヴォ会員名簿

スタッフ

【別冊】12ページ
 [対訳] 交聲曲「海道東征」/北原白秋作詩、星永文夫現代語訳
「海道東征」について/北原白秋 (短歌会誌「多磨」昭和16年5月号・北原白秋生家記念館蔵)





だいぶ前に予告しましたが、いよいよ一か月後に迫ったので再度投稿です。

最近とくに、その活躍が話題になっている山田和樹さんの指揮、横浜シンフォニエッタのオーケストラ伴奏での上演です。
2003年オーケストラ・ニッポニカの上演以来久々のオケ版上演。

実行委員の大江捷也様は、「やすくにの」の大江一二三さんのご子息。
「帰去来」も、九州にはご縁のある作品です。
当日は山田和樹指揮、ベートーヴェン 交響曲第五番「運命」も聴けるという盛沢山な企画です。

信時潔の弟子で、70年前にこの曲を歌ったという作曲家・大中恩先生も、この作品上演を観に、聴きに、熊本までいらっしゃるそうです。(もちろん私も行きます)

なかなか生で聴けない作品ですので、みなさま是非ご来場ください。


2014年2月11日(火・祝)
グルッポ・ヴィーヴォ創立25周年記念企画
北原白秋作詩、信時潔作曲
 交聲曲「海道東征」 14:00開演 16:30終演  
主催: グルッポ・ヴィーヴォ
共催: 熊本県文化協会
会場: 熊本県立劇場コンサートホール
入場料: 全席指定 前売 8,000円~3,000円(当日各500円up)
問い合わせ グルッポ・ヴィーヴォ事務局 
URL : http://music.geocities.jp/gruppo_vivo/enter.html   

※連絡先、チケット販売詳細は、上記URLでご確認ください。 

「海道東征を成功させる会」 実行委員長 大江捷也
協力  (株)BMプロデュース 北原白秋記念館
監修  大中 恩、信時裕子
総括  春日幸雄 
企画  春日信子(株)BMプロデュース  

演奏   
指揮  山田和樹  
管弦楽  横浜シンフォニエッタ  
ソプラノ:三縄みどり 澤村翔子
テノール:大澤一彰
アルト:兼武尚美
バリトン:春日保人
 
合唱指導  春日幸雄、春日保人  
合唱  海道東征合唱団、NHK熊本児童合唱団  
ピアノ(「木の葉集」):塩津貴子

交聲曲「海道東征」コンサートCM →YouTubeへ 





 




新年あけましておめでとうございます。

新年早々、「海道東征」関連のメールが複数飛び込み、「今年は海道東征の年」の予感がいっぱいです。

その一つが、九州での上演報告のメールでした。

2013.12.22.
九州歯科大学合唱団コール・エルフェンバイン第48回定期演奏会
九州歯科大学講堂
全楽章
指揮 中山敦
伴奏 大森道子
ソリスト SopⅠ白石由梨香
               SopⅡ高橋歩
               Alto園田あずさ
               Ten東建太
               Bar、Bass木村貞仁


学生の合唱団で、この曲を演奏しようと企画し、全曲上演されたのは初めてだと思います。

上演&お知らせ、ありがとうございました。







しばらく在庫がなかったオーケストラ・ニッポニカ演奏のCD
「海道東征」ですが、 ミッテンヴァルトの新しいプレスが
できたそうです。
http://homepage3.nifty.com/mittenwald/mtwdcd/cd-nipponica2.html

信時 潔「海道東征」 
芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカ第2集
早坂文雄 : 管絃樂曲「讃頌祝典之樂」
信時潔 : 交声曲 「海道東征」
芥川也寸志 : 赤穂浪士のテーマ
指揮/本名徹次  コンサートマスター/浜野考史
録音2003年2月23日 紀尾井ホール(ライブ録音)
定価 2,520円(税込) <MTWD99012> 

ミッテンヴァルト のページ
(注文方法もこちらに書いてあります) 
http://homepage3.nifty.com/mittenwald/









クラウス・プリングスハイムの生涯を書いた加藤子明著『日本の幻想』(乾元社 1950)の中で、海道東征をどう聴いたのかを示す部分を見つけました。


「この年は、各国参加のもとに行われた国際芸術祭に於ける日本楽壇の名声が、高く上ったのである。クラウスはそれが二つの偉大な作曲によって象徴されたと思った。それは信時潔の教会交声曲(※カンタータ)「海道東征」と、山田耕筰の歌劇「夜明け」である。日本の楽壇は、そのとき模範的な演奏で発表されたこの二曲によって、蓄積した実力を十二分に発揮したのである。それは何れもこの時までの日本楽壇の、輝かしい発展の成果であった。」(p.297)


  ※「教会交声曲」の横に「カンタータ」のルビが振られています
2014年2月、熊本で「海道東征」上演されます。

 2014年2月11日 14:00 開演 
グルッポ・ヴィーヴォ特別企画 
信時潔/交声曲「海道東征」
山田和樹指揮 横浜シンフォニエッタ 
熊本県立劇場コンサートホール

独唱は、2002年オーケストラ・ニッポニカの上演時の春日保人さんほか。
ヴォーカルスコアの印刷・出版もなんとか間に合って
熊本では合唱練習がスタートするようです。
このところ、オーケストラ・ニッポニカが演奏した「海道東征」のCDが絶版なのですが、と
時々言われるのですが、 版元のミッテンヴァルトに確認したところ、絶版ではなく、
近日再プレス予定、とのことです。

詳しくは ミッテンヴァルトまで お尋ねください。
http://homepage3.nifty.com/mittenwald/

交声曲「海道東征」 --- in 『オーケストラ・ニッポニカ第2集』 
ミッテンヴァルト MTWD99012
  芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカ第2回演奏会(2003年2月23日)



「海道東征」ヴォーカルスコアの復刻版ができました。
初版は、海道東征の上演昭和15年11月にさきがけて、8月に出版(共益商社書店)されていますが、
訂正のはいった昭和16年6月の再版を復刻しています。
復刻の原本は、東京藝術大学附属図書館所蔵。

今回これを電子化して発行したのはアカデミア・ミュージックです。
https://www.academia-music.com/

北原白秋作詩、信時潔作曲 
交声曲「海道東征」 ピアノ・ヴォーカル・スコア
原本 東京藝術大学附属図書館蔵
2013年3月複製
発行所 アカデミア・ミュージック
価格 2,400円+税 


信時潔の作品が多数収録されているローム ミュージック ファンデーションのSPレコード復刻CD集の解説DVDが発行されました。
動画サンプルは http://www.rohm.co.jp/rmf/music5/ にあります。

CDは市販されていますが、DVDは市販されないようです。
DVDは全国の公共図書館 http://www.rohm.co.jp/rmf/naiyou/sp_haifu_ichilan.htmlや、音楽大学図書館などに寄贈されるそうです。

この中でとくに注目されるのは、昭和16年の「海道東征」上演の映像が収録されていることです。(冒頭から57分9秒)
ウェブサイト「信時潔研究ガイド」に掲載している海道東征上演記録
http://home.netyou.jp/ff/nobu/page066.html#lcn020 の中の、 1941年3月14日、現代日本音楽演奏会 (情報局)のニュースフィルムです。場所は情報局講堂。これは帝国劇場のことのようです。当時の新聞には「在京外交団、外国通信、留学生等夫妻約一千五百名を招待」とあり、フィルムには客席の様子も映されています。

もうひとつ、このDVDの信時潔に関する「特典」映像は、チェロを弾く信時潔の姿。冒頭から28分過ぎたあたりに映る、ラウトルップ指揮のハイドン作曲「オラトリオ 十字架上のキリストの最後の言葉より」の舞台写真、チェロ最前列の奏者、ラウトルップのすぐ右が信時潔、その右は岡野貞一です。(28分17秒~)

同DVD中「家族が語る音楽家たちの素顔」には、私も出演しました。まず信時潔が文化功労者となった時のインタビュー映像が流れ(1時間16分13秒~)ます。撮影は信時潔文庫を収める東京藝術大学図書館で行われ、同文庫から「海道東征」の総譜を紹介(1時間17分18秒~)。このブログのhttp://noblogblog.blog.shinobi.jp/Entry/45/に書いた「フルスコアの、楽譜中の歌詞(テキスト)の文字の筆跡はミイです。ソロ及び合唱のヴォーカル部分は、楽譜もミイによるものです。それに対して、声以外の、楽器の部分の楽譜は潔の筆跡だったのです。同じスコアを二人が、縦割り(小節線)ではなく横割り(パートごと)で分担していたのです。」 という部分が確認できます。

興味ある方は、是非お近くの公共図書館でDVDをご覧ください。

以下のページにも、このDVDの概要を書いてあります。
http://home.netyou.jp/ff/nobu/page075.html#lcn027
小泉文夫について書かれた本、岡田真紀著『世界を聴いた男 小泉文夫と民族音楽』(平凡社 1995)の中に、意外にも「信時潔」という文字を見つけた。第一章の、小泉文夫が高校生だった頃の話として、「器楽合奏以外に男[声]合唱も楽しんだ。小泉の趣味は少し他の人と違っていて、西洋の古典音楽よりもむしろ山田耕筰や現代音楽といえる信時潔や高田三郎の抒情的な歌曲を好んで歌っていたという」の一節。

これをきっかけに思い出したので、書き留めておこうと思う。小泉文夫は、かつて東京混声合唱団の「合唱の歴史連続演奏会」(1959)のプログラムに掲載された「日本の合唱 古代から明治大正時代まで」の中で、「洋楽の直輸入の次に当然来るべき課題は、伝統との結合という問題」 「だが今日までつづいているこの問題の解答は、簡単に得られないでいる。山田耕筰のあとの最も注目すべき作曲家は信時潔であるが、氏の場合は、極端な抒情性の追及に走らず、ドイツ風の格調正しい和声体系の上で、簡潔な日本的表現に向かっているようである。交声曲「海道東征」は、合唱音楽におけるその最高の成果といえよう。」と書いている。

小泉文夫は「海道東征」を聴いたのだろうか。「海道東征」が初演された1940年は、小泉文夫が13歳で、府立四中(現都立戸山高校)に入学した年である。同校で、安部幸明の指導を受けている。1944年に旧制第一高等学校(現東京大学教養学部)理科乙類入学、音楽班に入り、ヴァイオリンや合唱の指導をうけた。合唱を指導した高田三郎は信時潔門下でもある。そのような学生なら、おそらく1940年~44年の間に「海道東征」を聴いていただろう。自らの経験もなく、なにかほかの資料を元に「最高の成果」と評したとは考えられない。まだ「戦後」の影響が大きく、朝日放送の「海道東征」再演(1961年)以前の、1959年という時期において、このような評価をしているところが興味深い。

同じ民族音楽学者の小島美子による「民族的な音楽への先駆者たち」(『音楽の世界』連載)などは、信時の音楽は、民族音楽的に「良くない」音楽であるかのように、コテンパンにやっつけている感があり、この小泉の一文を見つけたとき、少しホッとしたというのが正直な気持ちだった。

小泉の言う「簡潔な日本的表現」とはなにか。それがどこにあるのか。次の世代の研究者が、別の言葉で表現してくれればと願っている。

          参考:  小泉文夫記念資料室「小泉文夫年譜」

「海道東征」の上演記録をリストにしてみました。

東京音楽学校はもちろん、放送、アマチュア楽団・合唱団、藤原歌劇団、宝塚歌劇団、日劇ステージショウまで・・・上演データは現在62件あります。(イコール公演回数ではありません)


リストの掲載場所は
「信時潔研究ガイド」 http://home.netyou.jp/ff/nobu/index.html
の中の、「雑記帳」のページ http://home.netyou.jp/ff/nobu/page028.html
の 20番です http://home.netyou.jp/ff/nobu/page066.html#lcn020


地方での公演など、つかみきれていないものもたくさんあると思われます。
リストにない上演など、情報をお寄せください。

「海道東征」パート譜の謎1 から読む

夏の午後、東京藝術大学附属図書館を訪ねました。事前に閲覧したい資料についてお願いして用意していたので、貴重資料閲覧コーナーで、すぐに実物に対面できました。

今回問題にしているのは、パート譜の袋に入っているもののうち、
  資料1. Kleine Besetzungと書かれた3パートのスコア
       (ホルンIII、 トランペット I と II、 トロンボーン I と II)
  資料2. 1のスコアのうち ホルンIII、トロンボーン I および II のパート譜
  資料3. コントラバス、ファゴット II のための 「Note」
  資料4. 五線紙に書かれたメモ (パート譜作成などについてのメモ書)

の四つの資料です。

まずは資料1を見ていきます。
資料を見るなり、藤田先生は「書いたのは私です」と。パート譜(資料2)もご自身で書かれたものだそうです。戦後の再演なので、出版された共益商社書店のスコアを使用していたことでしょう。そこで、今回は先ごろ作成した「海道東征」の研究用複製版を持参して、Kleine Besetzung の譜にある各パートの音と見比べていきました。 

まず第一章「高千穂」。T.11(第11小節)(p.2)のトランペット II は、原譜(ここでは共益商社書店のフルスコアを指します。以下同様。)では Aですが、Eになっています。これはホルンIVの音を持って来ているのだそうです。

第三章「御船出」のT.7(p.25)のトロンボーン I の A の音は、ファゴットの I が吹き(原譜では休符)、トロンボーン I, II が原譜のトロンボーン II, III の音を吹いています。 T.28から30(p.28)では、4本のホルンの和声を、ホルン3本に収めています。 原譜のT.48(p.30)のホルン IV の音はファゴットに吹かせています。 このようなケースでは、ファゴットのパート譜は改めて作られていないので、昭和15年初演以来のファゴットパート譜に書き込まれていました。同様に資料2のパート譜が無い楽器の音の訂正は、初演以来のパート譜中に色鉛筆やペンで書き入れたり、時には五線紙を切ったものに書かれてセロテープで貼ってあったりします。

資料3を見ていくと、第一章「高千穂」のT.13~14で、コントラバスが低い D を弾いています。これは、原譜のコントラファゴットの旋律(p.2)をコントラバスに弾かせたもので、五弦のコントラバスを持っていて、それを使ったのだろうとのこと。(四弦のコントラバスの最低音はE)

ほかにもイングリッシュホルンの音はクラリネットに入れるなどの対処がとられていました。

つまり、資料1~4の楽譜では、原譜のホルンを1本減らす(IVを省く)、トロンボーンを1本減らす(IIIを省く)、イングリッシュホルンを省く、コントラファゴットを省く。そのために、和声的に不足が無いようにそれらの音をほかのパートに振り分けてある、というのが、藤田先生のご判断でした。

今でこそ、演奏家はたくさんいますが、当時は吹き手が少なかった。「この手の職人芸ができないとショーバイできなかったですから」と藤田先生。

資料4のメモ書きに
Make new parts      
3rd Horn,  1st Trombone, 2nd Tronbone.
 Must change notes
1st Oboe, 2nd Oboe, 1st  Clarinet,  2nd Clarinet, 1st Bassoon, 2nd Bassoon, 1st Horn, 2nd Horn, 2nd Trumpet,  C. Bassi
 Celli only 1 place

とあるのは、この編曲の結果の処理の指示です。

パート譜の中には「Art University Tokyo」と名の入った五線紙があるので、戦後芸大関係の演奏に使われた別のものか?と一瞬思いましたが、藤田先生に確認すると「芸大の売店で買ったもの」とのこと。なるほどそれも有り得る、と納得。

「海道東征」の放送用録音のために、このような楽器編成にする必要があったインペリアル・フィルハーモニーとは、ABC交響楽団の約8割の人が移って結成されたもので、その後、そのメンバーの多くは読売交響楽団結成に向かっていきます。詳しくは木村重雄著「現代日本のオーケストラ : 歴史と作品」に書かれている、とのこと。(ということは木村重雄の記述内容が藤田先生のお墨付きということになります)

この「海道東征」編曲・・・というか、オーケストラの人員に合わせた書き換え・・・は、藤田先生が行ったことは確認されました。

それでは、このお仕事をされた藤田先生はその練習や演奏当日に立ち会わなかったのでしょうか?
藤田先生は、しばらく考え込まれた様子でしたが、やはり記憶は無い、と。ちょうど読売交響楽団結成準備に奔走していた頃で、大変忙しかったようです。読売交響楽団の発足は、この録音の4ヵ月後の1962年4月です。

今回の調査に、藤田先生にご一緒いただく前には、このような些細なこだわりに、先生をお呼びたてして良いものか、と躊躇しました。しかし本当に熱心に楽譜を見てくださり、スコアの読み方も怪しい私に、丁寧に解説してくださって、本当にありがたいことでした。

実は、私がこの「Bearbeited」とある楽譜を見つけたときに、ほとんどこれしかオーケストラ曲を書かなかった信時の拙い曲を、まともに響くように直したのかもしれない、と思いました。大規模な作品はなく、歌曲、合唱曲、ピアノ独奏曲を書いていた作曲家です。もしかしたら、後の世代から見れば、管弦楽作品として、マズイところがあったのではないか。この楽器にこれを吹かせるのはおかしいとか、この楽器はこのようには普通は使わないとか。それを、より良い管弦楽曲に「Bearbeited=書き直した」のではないかと思ったのです。しかし、今回の藤田先生からは、そのような言葉は一切出ませんでした。(思っても云わない、思っても書き直しはしない、ということかもしれませんが。)原曲に敬意を払い、原曲の響き(和声)を損なわないように、今回演奏するオーケストラで演奏可能なように、編曲されたものだったようです。

資料の閲覧を終えて、藤田先生が学生時代からよく知っているというキャッスル(芸大音楽学部の食堂)で、しばし音楽界、オーケストラ、芸大学生時代の話などを聞かせていただきました。帰りは、暑いのでタクシーで駅まで、と申し上げたら、「いえ、私は歩きます」とキッパリ仰った先生。私の父よりわずかに年上でいらっしゃいますが、今も頻繁に大阪でのお仕事に往復されるほどお元気なのは、車を使わずに、とにかく歩くからだそうです。なおお元気でご活躍くださるよう、願うばかりです。

 (この項終わり)

「海道東征」パート譜の謎1 から読む

藤田由之先生からのお電話の主旨は次のようなものでした。
 
1961年12月というのは、ちょうど読響のメンバーを集めていた頃。再演放送のオーケストラ「インペリアル・フィルハーモニー」というのはABC交響楽団から抜けたメンバーで、そのための編曲だということは、自分だったかもしれない。来てもらっても、どこかに出かけても良いので、その楽譜と、更に原曲のスコアを見れば、何のために編曲したのか、思い出せると思う。
 
ここまで仰っていただいたなら、楽譜を一緒に見ていただくしかありません。あれこれ算段をつけて、パート譜実物を所蔵している東京芸術大学附属図書館までご一緒いただき、閲覧することになりました。

 さて、ここで1962年再演放送のことを記録しておきます。
 
 再演までの経緯は、当時のプロデューサーだった阪田寛夫先生の小説「海道東征」(『うるわしきあさも』(講談社文芸文庫)に再録)に、詳しく書かれています。

 録音は1961年12月28日に行われ、1962年1月3日、キューピーマヨネーズの提供で放送されました。

 私の手元にある当時の録音テープでは、最後にアナウンサーが演奏者を読み上げていました。(阪田先生の小説「海道東征」の中で、信時潔が1962年の1月3日に「妙蓮寺」・・・というのは当時三男・三郎が住んでいた場所・・・で、テープで録音しながらラジオ放送を聴いたという、そのテープです。) 

 独唱 伊藤京子 蒲生能扶子 戸田敏子 中村健 中山悌一
 管弦楽 インペリアル・フィルハーモニー
 合唱 コールメグ ABC女声合唱団 東京コラリアーズ 
   西六郷少年合唱団
 指揮 前田幸市郎
 合唱指揮 大中恩
 解説 村田武雄
 
放送では、編曲については、とくに言われていませんでした。

なお、村田武雄氏の解説は、非常に的確に、わかりやすい言葉で、各章の内容を紹介しているので、テープから聞き取ったものを次に書き留めておきます。

 ------------------
第一章 高千穂 
 これは輝かしい国の賛辞を述べる全曲の荘厳な序章です。バリトンとテノールの独唱、ならびに合唱で歌います

第二章 大和思慕
 はるかに大和を想う優雅な抒情歌です。蒲生能扶子さん、伊藤京子さん、戸田敏子さんのメゾ・ソプラノ、ソプラノ、アルトの女声独唱と重唱です。

第三章 御船出
  朝日が出で、輝かしい船出の様をアルト独唱と合唱とで歌う「御船出」。

第四章 御船謡
  バリトンの中山悌一さんが、ピアノの伴奏で語るように船出を告げる、おおらかな中に素朴な楽しさのあふれる楽章です。

第五章 速吸と菟狭
  (解説部分のテープ録音が途切れているため聞き取り不能)

第六章 海道回顧 
  長い年月重ねた船旅の数々を想い起こして、独唱ならびに合唱で歌います。

第七章 白肩の津上陸
 海辺の激しい戦いの嵐と、進軍の様とを描いていきます。

第八章 天業恢弘 
  建国の大業の成った歓喜と祝典とを、独唱と合唱とで歌い寿ぐ終曲です。


以上のように、録音当時の状況を復習してから、芸大図書館へパート譜の閲覧に伺ったのは、7月も半ば過ぎの暑い日の午後でした。 (つづく)



 

 


 

「海道東征」パート譜の謎1 から読む

昨日「思いがけないヒント&チャンスが訪れた」と書いたのは、4月7日、日下部吉彦先生が構成・司会なさった日本合唱協会の演奏会で、信時潔作品も採り上げられ、面識を得たことが最初のきっかけでした。

かつて、小説「海道東征」(『うるわしきあさも』(講談社文芸文庫)に再録)を書かれた阪田寛夫先生から、日下部先生が昭和37年朝日放送の海道東征再演の折に、スタッフの一人としてかかわっていたと伺った覚えがありました。今回は、日唱に知り合いがいたこともあって、演奏会打ち上げ会場にお邪魔して、帰りがけに日下部先生にご挨拶申し上げたところ、「ちょうど昨日、合唱連盟の「ハーモニー」の新譜案内に『信時潔作品集成』の原稿を書いたけど、その信時さん?」などという話になったのでした。

その後、岩手大学の海道東征スコアの件などもあり、資料を何度もひっくり返して見直していたときに、ふと、芸大所蔵のパート譜のなかに、初演年代と違う年が書かれた譜があることに気づきました。

一連のパート譜(バス・テューバを含む)とは別に、戦後かかれたものらしい楽譜があったのです。
ひとまとまりのパート譜として袋に入っていたので、まったく由来の同じものだと思い込んでいたのですが、いざ見直してみると、違うグループがあったのです。

スコア風のものが1部と、それに関連するらしいパート譜(3部)がありました。
スコアの表紙に Kleine Besetzung, Kaido-Tosei / K. Nobutoki / Bearbeited  von  ・・・ とあるところまでは、読めたのですが、そのあとの名前は、達筆過ぎてすぐには読めませんでした。 
五線紙は、数種類あるようで、よくある「文房堂」などのほか、「The Art University of Tokyo」とあるものもあります。楽譜末尾の日付は「1st December 1961」とあります。

表紙の筆記体のサインをはじめとして、全体的にドイツ語を書きなれた様子(よく使われる音楽用語や英語ではなくドイツ語だったので)なので、時代と状況、交友関係から考えて、Manfred Gurlitt ではないかと、彼のサインを探して見比べたりもしてみましたが、どうも違います。 しかも書きなれた風のドイツ語と同じ文字の勢いで日本語の「高千穂」「大和思慕」といった漢字も書かれているので、やはり日本人か・・・?しばらく悩みました。

ある時それが Y. Fujita ではないかと思いつき、オーケストラ楽譜に・・・FUJITA とは?・・・それはやはり藤田由之氏しかいない、と思いはじめました。実はかなり以前のことですが、まったく別の仕事で藤田先生のお宅をお訪ねして、日本のオーケストラ、とくに近衛秀麿と彼が関わったオーケストラのことなど、お話を伺ったことがありました。オーケストラの楽譜を書き換えて「近衛版」として演奏していた話を思い出したのですが、その弟子であった藤田由之氏自身もオーケストラ作品の編曲などをしたのかどうか。音楽評論家として知られる藤田先生がスコアの放送用編曲?・・・それについてはいまひとつ確信がなく、数日考え込みました。その時です。朝日放送再演の折に放送局の仕事をしていらしたという日下部先生に、伺ってみようと思いついたのです。幸いお名刺を頂戴していましたので、すぐに連絡がつきました。もちろん長いこと放送局、そして音楽界でお仕事をなさっていらして、その中のひとつの放送の細部を覚えているか、などと聞かれても困ってしまうだろうとは重々承知していたのですが。なにか少しでもヒントがあればと、勇気を出して、連絡してみたのです。

折り返しのお返事で、「1961年再演(1962年正月放送)の折に、オーケストラ関係のことを藤田由之さんにお願いしたことは事実」とのこと。しかも近いうちに、その藤田氏と仕事で会う機会があるので聞いてみましょう、とまでおっしゃってくださいました。

そして、6月29日の夜、「日下部さんから話を聞きました」と、藤田先生ご自身から、お電話を頂戴したのでした。 (つづく)
*-*-*-*-*
CD『SP音源復刻盤 信時潔作品集成
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企画・構成・復刻:郡 修彦
構成・解説:信時裕子
CD6枚組、別冊解説書
(B5変形判 全144頁)
15,750円(税抜15,000円)
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