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の・ぶ・ろぐ   ・・・・・・・・・・  作曲家・信時潔の人と作品に関する最新ニュースや、日々思いついたことなどを書いています。
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引き続き 清水重道情報です。

『麥』という雑誌(詳細不明)の昭和30年9月号に掲載された

清水重道著「校歌のこと」の記事をいただいたのでアップします。

コピーのコピーなので不鮮明な点はご容赦ください。


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だいぶ前に「沙羅」の作詩者・清水重道(1)(2)を書きましたが、その続きです。

清水重道の肖像写真を見たことがなかったのですが、ご遺族に伺ったところ、校歌などを作曲したときによく写真を貸していたが、返ってこないことも多く、だんだん手元のものが無くなり、結局手元には肖像写真として使えるものが残っていないとのこと。

そんな中でこの本に肖像写真が載っていると教えていただいたのが以下の資料です。

タイトル 湯澤高校五十年史
著者 秋田県立湯沢高等学校/編
出版地 湯沢
出版社 秋田県立湯沢高等学校
出版年 1993
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I012183909-00

p.61に清水重道の写真、p.62に略歴が載っています。




10月24日(土)午前6時00分~午前6時55分NHK-FM ビバ!合唱「- 信時潔没後50年 -」で、「いろはうた」、混声合唱組曲「沙羅」、「やまとには」などが放送されます。


詳しくはNHK-FMの番組ページをご覧ください。
http://www4.nhk.or.jp/viva/x/2015-10-24/07/70471/4828363/
7月6日、日本演奏連盟50周年記念の演奏会で、信時作品が演奏されました。
ほぼ満席の客席のお客様は、演奏連盟ならではの歌曲名手の演奏を堪能。
ことに三原剛バリトン「沙羅」にはブラヴォーの声も多数上がりました。
私が今までに聴いた「沙羅」でベストに入れていいほど感銘を受けました。

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2015年7月6日(月)
サントリーホールブルーローズ

公益社団法人日本演奏連盟創立50周年記念事業<演奏家と邦人作曲家シリーズ>
第一夜「山田耕筰」と「信時潔」没後50年記念
~明治、大正、昭和 激動の時代を生きた日本音楽界の2大巨匠特集~

企画・構成 伊藤京子

信時作品演奏

小曲五章 与謝野晶子詩
   ソプラノ:松本美和子 ピアノ:谷池重紬子

小曲集より 
 つなで ばらの木 幻滅 北原白秋詩
 わすれな草 上田敏訳詩
 野火 作詩者不詳
   バリトン:大島幾雄 ピアノ:谷池重紬子

ピアノ組曲《木の葉集》より
 1.序曲:楽想乱舞 口笛 2.口笛 3.わびしきジャズ 5.子守唄 7.港の灯
 8.人形の踊 11.横笛 15 行進曲
   ピアノ:花岡千春

歌曲集《沙羅》 清水重道作詩
   バリトン:三原剛 ピアノ:花岡千春


プログラムノート第一夜 執筆:後藤暢子






「狂言唄風に」の指示がある信時潔作曲「鴉」(組曲「沙羅」より)を材料に、
分析した論文です。


坂井康子、善竹忠亮著
「日本歌曲の歌唱法に関する音声学的研究 : 狂言の音声表現の分析に基づく考察」
『人間科学研究』 9(2),  神戸大学発達科学部人間科学研究センター 2002  pp.67-76

http://ci.nii.ac.jp/naid/40005555852

 1.はじめに
 2.信時潔「鴉」におけることばの旋律化
 3.研究の方法と分析結果の概要
 4.比較と考察
  4.1 音高、音高変化およびレンジ
  4.2 接続時間とポーズ
  4.3 音の強さ
  4.4 拍(子音と母音)
  4.5 音の移行
 5.狂言の音声表現の詳細
 6.まとめ


2014年5月17日 東京カントライ第39回定期演奏会で
福永陽一郎編曲 混声合唱「沙羅」が演奏されます。

福永陽一郎編曲の女声合唱「沙羅」はカワイ楽譜から出版されたことがありますが、混声というのは初めて見たので、問い合わせたところ、指揮者の伊藤栄一先生より直接回答を頂戴しました。

伊藤先生は福永陽一郎先生(1926-1990)とは同じころ東京音楽学校に在籍していたとのこと。誰かが個人的に混声の編曲を頼んだものらしく、その楽譜を福永先生から受け取って持っていた。今までも何度か演奏したことがあり、今回も福永先生の奥様のご了解も得て、その編曲で演奏する、とのこと。福永編曲混声合唱の楽譜は出版されたことはありません。

木下保編曲の混声はとくにソプラノの音域が高いこともあって、この版を使うとのことでした。

なお、今回の「沙羅」のピアノ伴奏は、木下保の「沙羅」の伴奏をつとめていた水谷達夫先生の御令嬢だそうです。

2014年5月17日(土曜) 午後6時開演
第一生命ホール(晴海トリトンスクエア内) 3,000円(自由席)
東京カントライ 第39回定期演奏会

清水重道作詩、信時潔作曲、福永陽一郎編曲 混声合唱組曲「沙羅」
ブラームス「ドイツ・レクイエム」

指揮 伊藤栄一

http://www.mars.dti.ne.jp/~naotak/

「沙羅」の第二曲「あづまやの」の歌詞について、問い合わせがありました。

以前にも、同じ問い合わせをいただいているので、
本家ウェブサイト「信時潔研究ガイド」の雑記帳に記録しました。

複数の資料を調べた結果、「さみだれを」ではなく「さみだれに」で良いのではないか、
というのが、私の結論です。

詳細はこちらです。

http://home.netyou.jp/ff/nobu/page089.html#lcn032
12月22日(土) 17:00~17:30 
FM高松「みっちゃんのオペラ大好き」( パーソナリティ : 蓮井 迪子 )で、
歌曲としての沙羅、―木下、畑中先生の歌唱―を取り上げるそうです。
出演は竹林昌秀さん。

続いて来週29日 の同時刻には合唱曲としての沙羅が取り上げられます。

FM高松の番組はインターネットサイマル放送で視聴できるそうです。http://www.simulradio.jp/


かつてLPで出ていた木下保編曲、指揮、混声合唱組曲「沙羅」が、フォンテックよりCDで発売されました。
やまとことばの歌唱法の指導と、それによって完成した演奏が二枚組になっています。

木下保指導による
混声合唱組曲 沙羅  作詩:清水重道、作曲:信時潔、
編曲・指揮:木下保、ピアノ:木下歌子、合唱:東京放送合唱団
fontec FOCD9568/9  2枚組定価 ¥3,150

ただし、1点だけご注意を。
解説書のp.4に、
「海ゆかば」は、昭和12年に出版されましたが、これは大正12年の作曲・・・
とありますが、これだけはどう考えても間違いです。
(1979年発売の 初出より転載されたとのこと)
その点だけは、間違って広まらないように、どうぞよろしくおねがいします。
ご質問があれば
yn045yk★yahoo.co.jp(★をアットマークに変更してください)
までご連絡ください。

信時裕子記
歌曲「沙羅」の作詩者、清水重道について、追加情報です。

国会図書館のデジタル化資料
清水重道著『よしのしふゐ』(柴山教育出版社 昭和19)に著者紹介があります。

ほかの資料とは記載内容が違う部分もあります。
この記載内容だけを支持するものではありませんのでご了承ください。

なお、国会図書館サーチhttp://iss.ndl.go.jp/ や、
国会図書館デジタル化資料の検索ページhttp://dl.ndl.go.jp/
では、
このほかにも清水重道の単行書、詩や執筆記事情報を探せます。


『沙羅』の作詩者清水重道 について
よく質問があるので、主な参考資料を紹介します。

男声合唱団シャウティングフォックス第9回定期演奏会
(平成19年10月14日(日))プログラム に、詳しい記事
早川雅之著「わが師 清水重道先生」があります。

http://homepage3.nifty.com/abkfox/sub7.htm

また、『京都音楽家クラブ会報』432号(第38巻5号)(1993.5) p.2 に掲載された
土肥みゆき著「日本歌曲をめぐって 「沙羅」 作詩家清水重道と信時潔」には
1987年に、清水重道未亡人からの手紙の一部と、同年土肥氏が
清水未亡人宅を訪ねた折の様子などが書かれています。

 ※『京都音楽家クラブ会報』は、京都府立総合資料館所蔵

畑中良輔独唱「沙羅」のFM放送があるそうです。

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「歌曲集“沙羅”から 第3曲“北秋の”、第4曲“沙羅”」
 清水重道・作詞、信時潔・作曲 
             (4分43秒)          
      (バリトン)畑中良輔               
      (ピアノ)三浦洋一          
                                 <ビクター KCDK-1206>

チャンネル:FM
放送日: 2012年7月1日(日)
放送時間:午前7:20~午前8:10(50分)

ビバ!合唱  -畑中良輔さんをしのんで-

http://www.nhk.or.jp/classic/viva/

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本サイトの「演奏奏会・イベント情報」ページでもご案内している、音友ホールの日本歌曲シリーズの <信時潔 没後45年に寄せて>は、久々の信時作品連続企画です。去る2月22日に行われた同企画第1回コンサートでは、ベテランから若手まで、日本歌曲の名演奏家が、これもべテラン伴奏者塚田佳男先生の伴奏で、しかも全曲畑中良輔先生の解説付きで、演奏されました。

畑中先生は、歌曲集「沙羅」の全8曲についても、それぞれご自身の経験や思いを話されたのですが、「沙羅」については次のようにコメントされました。


 
 一番の傑作「沙羅」。
  露(つゆ)一滴(いってき)落ちる音。
  音の無い世界を音で現わす。
  信時作品の中でも最高の歌曲だと思う。

これだけでも詩になりそうな、CDの帯に使えそうな言葉です。

実は私、これまで、歌曲集のタイトルは何故「沙羅」なのだろう、曲のスケール、完成度からいって、最高なのは、第一曲の「丹沢」だろうに、と思っていたのですが。

何度も聴き、歌い、指導していらして、今年米寿を迎えられた先生の言葉に、ふと気持ちが停まりました。

「信時潔」シリーズ演奏会は、このあと4月14日、6月18日の公演があります。名演奏と、名解説を、是非多くの方に聴いていただきたいと思います。







*-*-*-*-*
CD『SP音源復刻盤 信時潔作品集成
tenkai-web.jpg






企画・構成・復刻:郡 修彦
構成・解説:信時裕子
CD6枚組、別冊解説書
(B5変形判 全144頁)
15,750円(税抜15,000円)
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