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の・ぶ・ろぐ   ・・・・・・・・・・  作曲家・信時潔の人と作品に関する最新ニュースや、日々思いついたことなどを書いています。
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11月3日(祝)、東京富士美術館で開かれた『ヴァイオリンとピアノで奏でる “花鳥風月” コンサート』で、信時潔作曲「小倉百人一首」より「久方の」「花の色は」の2曲が、ヴァイオリンとピアノ(各曲冒頭に朗読)で演奏されました。

原曲は、ベルリン留学中の大正9~11年に作曲された歌曲です。たびたび信時作品を演奏して下さっているピアニストの長谷川さんが、このコンサートのテーマに合わせて選曲したそうです。

その録画が、期間限定(約1か月)で公開されています。

URLはこちらです。11:30ぐらいからお話し、13:00から演奏が始まります。
http://www.ustream.tv/recorded/76888793

演奏は ヴァイオリン ◆MISAO♪ 
    ピアノ 長谷川芙佐子

詳細チラシ(PDF)
http://www.fujibi.or.jp/assets/tfam/files/pdf_event/fujibi_event_20151103.pdf



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11月2日は北原白秋の命日。白秋の故郷柳川では「白秋祭」が行われるそうです。

『九州文学』41巻2号(1978年2月)風木雲太郎著「白秋祭のこと」
には、氏がおそらく1977年に聞いた、北原白秋作詩、信時潔作曲「帰去来」のことが書かれています。
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最後に参加者全員の「帰去来」の合唱があった。帰去来の詩もすばらしいが、信時潔の作曲も見事で深く心にひびき残った。「盲ふるに、早やもこの眼/見ざらむ、また葦かび/篭飼(ろうげ)や水かげろふ。」の節が歌われるとき、私の胸は哀しみでつまり、涙がにじんだ。久しぶりで聞く小学生たちの無邪気な澄みきった声が私の耳を美しく洗ってくれたせいかもしれない。
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 国立国会図書館デジタルコレクション
 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2316474/4
レファレンス協同データベースに「神社参拝の歌」(この静宮に静まりて)の記載がありました。
[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000082478

すでに解決済みですが、初版譜があったのでこちらに書き留めます。

上記ページには
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『東京芸術大学百年史 東京音楽学校編 2』(東京芸術大学百年史編集委員会編集 音楽之友社 2003)
p962 作曲依頼関係書類の中に、下記の記述あり。
p993「依頼年月日 昭和6年12月16日  依頼者 全国神職会 作曲者 信時潔 
備考〈神社参拝の歌〉。依頼者は東京音楽学校名義での作曲を希望。
歌詞の記述はなし。
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とありますが、このほかに 歌詞欄と楽譜欄に 〇印があり、
その資料は東京藝術大学附属図書館のマイクロフィルムに収録されています。

印刷譜の表紙の表示は
「神社参拝唱歌/財団法人全国神職会」

楽譜、歌詞が各1ページ掲載されています。
楽譜ページのキャプションは「神社参拝唱歌/全国神職会制定 東京音楽学校作曲」とあります。

奥付の表示は 
「昭和7年1月27日印刷、30日発行
発行所 財団法人全国神職会」とありました。


なお、この曲は信時潔の自筆譜がありますが、信時自筆で「東京音楽学校作曲」と記載されています。その楽譜の中に歌詞は書きこまれていません。楽譜は多少の音の違い(伴奏の一部の音の変更)はありますが、ほぼ同じとみて良いものでした。
10月24日(土)午前6時00分~午前6時55分NHK-FM ビバ!合唱「- 信時潔没後50年 -」で、「いろはうた」、混声合唱組曲「沙羅」、「やまとには」などが放送されます。


詳しくはNHK-FMの番組ページをご覧ください。
http://www4.nhk.or.jp/viva/x/2015-10-24/07/70471/4828363/
10月24日、神戸の湊川神社で、「海道東征」の第8章を歌うそうです。

楠公歌の会10周年記念
日本の心を歌う集い
平成27年10月24日(土) 14:00開演

湊川神社 神能殿(入場無料)

信時作品上演: 海道東征 第八章 天業恢弘
指揮 増田健一、 ピアノ 宮下恵美
楠公歌の会(合唱)

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当日は、ほかに唱歌。抒情歌などを演奏。

ところで信時の作品に「大楠公を追慕し奉る唱歌」(杉本定治作詩)と言う曲があり、1939年に、発表されています。当時の神社の記録には「東京音楽学校作曲」とありますが、信時潔の自筆譜が残っています。今回はそのゆかりの神社で「海道東征」第八章の演奏が行われます。




北原白秋作詩、信時潔作曲「海道東征」の演奏時間。
初演当時の紹介記事などに「演奏時間は約1時間」と書いてあります。
ニッポニカ再演で聴いた時はもう少し短かったような気がして、
改めてCDになっているものの録音時間を調べました。

この↓『作品集成』に収録されている東京音楽学校演奏の場合は、合計54分42秒。
この↓ニッポニカのCDは、合計47分33秒でした。



ニッポニカの演奏は客席で聴いていたのですが、終演後立ち上がった時、すぐ近くにいらした阪田寛夫先生が「いやあ、速かったですね」と仰ったのを思い出します。

さて、今年の演奏はどうでしょうか。
2015年10月24日(土)、15時より、木下記念スタジオ(代々木上原駅徒歩3分)で、信時潔没後50年を記念してコンサートが開催されます。

東京音楽学校本科作曲部が出来てから最初の生徒だった柏木俊夫の作品と、信時作品が演奏されます。会場は沙羅などを全曲初演し、また海道東征を指揮した声楽家・木下保の旧宅、かつてのレッスン室。

小林仁(ピアニスト、東京藝術大学名誉教授)、柏木成豪(柏木俊夫子息)と、私・信時裕子の対談も予定されています。

信時作品演奏は「小倉百人一首より」「絃楽四部合奏」

座席数が限られていますので、事前に予約が必要です。

詳細はちらしをご覧ください。
http://home.netyou.jp/ff/nobu/2015KihoshitaS.pdf
土岐善麿作詞、信時潔作曲「われらの日本」(新憲法施行記念国民歌)をYOUTUBEにアップしたというご連絡をいただきました。

コーラス入りとカラオケ版があります。

案内ページ

コーラス入り

カラオケ版

信時潔著「作曲五人会の門出に寄せて」(1964.12.4 第1回「作曲五人展」プログラム)全文が、以下のサイトで紹介されています。

(Salidaのページです)
http://salida1.web.fc2.com/sakyokugoninkainituite.html

益子九郎編作曲「海ゆかば敷衍曲」は、おそらく

昭和18年(1943)5月22日
東京音楽学校第百回定期演奏会

が初演だと思われます。

合唱附管絃楽 
「海行かば」敷衍曲 益子九郎編作
指揮木下保
合唱東京音楽学校生徒
管絃楽東京音楽学校管絃楽部

その後、

昭和18年6月12日
山本元帥讃仰演奏会


昭和18年11月14日
東京音楽学校報国団第百五十回記念演奏会

昭和18年11月15日
出陣学徒壮行演奏会

と、計4回の演奏が確認できます。

この楽譜の所在を聞かれたことがあるのですが、スコアが残っていません。
芸大図書館にパート譜49部(手稿譜)が残っているのですが
 http://opac.lib.geidai.ac.jp/cgi-bin/opc/opaclinki.cgi?ncid=XB00046730
欠けているパートがあり、そのまま再演するのは難しい状況です。


参考:益子九郎についてはこちらにまとめています
http://home.netyou.jp/ff/nobu/page049.html




信時潔の門下生、弟子たち、信時楽派・・・などと書かれますが、「信時門下生名簿」のようなものがあるわけでなく、「信時に師事した」と公言している方の名前を拾っているに過ぎません。中には、作品を見てもらったことが(数回)あるとか、あるいは、学校では和声の授業をとった程度だが、いろいろな意味で影響を受けた、ということで「師・信時潔」と書いている方もあるようです。

先日、信時門下で終戦直前に亡くなった鬼頭恭一さんのテレビ番組を見た、という話を聞いたのですが、私は初めて聞く名前でした。

鬼頭恭一さんについて、加えてその最近の報道については以下のサイトにまとめられていました。
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   日本の作曲家たち/ 10  鬼頭恭一 
   (岡崎隆さん制作のページです)
    http://www.medias.ne.jp/~pas/kitou2.html
------------------------------------------------------

東京音楽学校を卒業していないので、同窓会(同声会)名簿には載っていないのですが、以下の記事で、大中恩先生と同期で、信時門下だったことが確認できました。

  『同声会報』No.17 (東京藝術大学音楽学部同声会)
  http://doseikai.jp/issue/pdf/017.pdf

  p.12~ 「大中恩先生が語る東京音楽学校時代/澤野立次郎」



以前「兵庫県民歌の謎」という記事を書きましたが
http://noblogblog.blog.shinobi.jp/Entry/165/
その後の情報を二つ書き留めておきます。

布く新憲法 ゆくては明かるし…幻の兵庫県民歌
『神戸新聞』
2015/1/1 

http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201501/0007625977.shtml


【追跡・消えた『兵庫県民歌』】
存在しないはずの楽譜が県立図書館に──新たに浮上した3つの謎
http://news.ameba.jp/20150813-975/
2015年08月13日 提供:ガジェット通信



信時潔関連新聞記事等を整理中です。

「同心会」の名前は、『信時潔音楽随想集:バッハに非ず』の巻末の解説を書いた時にも目にしていますが、こんな記事を見つけたのでメモしておきます。

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--「世界」という命名は、谷川徹三さんと聞いていますけれども。

緑川 同心会の席で、いろいろな意見が出た中で「世界」を谷川さんが提案して、「音としても非常にいい」と作曲家の信時潔さんが言ったというのです。それで「世界」と名前がつくんです。戦争を経験したなかで、文化をもっと国民大衆にしっかりと根付いたものにしなければいけないという、岩波茂雄の熱意こそが、総合雑誌「世界」を生んだといえます。

 毎日新聞 1995年4月16日 朝刊 21面

 岩波書店と文藝春秋1 「世界」創刊のころ--岩波書店相談役・緑川氏に聞く  より
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11月28日、15時開演の演奏会 東京藝術大学「海道東征」の当日、下記のシンポジウム、および展示があります。いずれも入場無料です。

█ 信時 潔 没後50 周年記念プロジェクト
◆シンポジウム《 海道東征》とその周辺─ 信時潔 没後50年の地点から考える ─

日 時:2015年11月28日(土) 11:30~( 11:00開場)

会 場:東京藝術大学 第6ホール [音楽学部構内] 入場料:無料

パネリスト:
信時 裕子(東京藝術大学附属図書館信時科研プロジェクト研究協力者)
片山 杜秀(慶應義塾大学法学部教授)
橋本 久美子(東京藝術大学総合芸術アーカイブセンター大学史史料室特任助教)
コーディネーター:大角 欣矢(東京藝術大学音楽学部楽理科教授)

◆東京藝術大学附属図書館貴重資料展  
   東京音楽学校初演から75年:《海道東征》展

 信時潔《海道東征》自筆楽譜などの展示

会 期:2015年11月17日(火)~12月14日(月) ※日曜祝日休館

開館時間:9:00~20:00(土曜は17:00まで)

会 場: 東京藝術大学附属図書館2階目録室  入場料:無料

※《海道東征》自筆楽譜は、演奏会当日のみ上記の場所ではなく、奏楽堂ホワイエにて展示予定(ご観覧にはチケットが必要です)

詳細はこちら 
  http://www.geidai.ac.jp/container/sogakudo/34455.html
       (↑案内ちらしのPDFもあります)

 

洋楽文化史研究会第82回例会:信時潔と東京音楽学校―信時潔文庫整理の過程で見えてきたもの

日時:2015年7月18日(土)14:00~
発表者:大角欣矢、信時裕子、石田桜子
会場:東京藝術大学音楽学部 5-407教室
(http://www.geidai.ac.jp/access/ueno)

大角欣矢
・科研プロジェクト「信時潔に関する基礎的研究」の概要
・明治・大正期における「国楽創成」のコンテクストから信時潔の初期の創作を見直す
信時裕子
・信時潔と東京音楽学校
・信時文庫資料整理の概要
石田桜子
・未整理資料群「『古い原稿』フォルダ」から—その概要と未発表作品について

7月6日、日本演奏連盟50周年記念の演奏会で、信時作品が演奏されました。
ほぼ満席の客席のお客様は、演奏連盟ならではの歌曲名手の演奏を堪能。
ことに三原剛バリトン「沙羅」にはブラヴォーの声も多数上がりました。
私が今までに聴いた「沙羅」でベストに入れていいほど感銘を受けました。

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2015年7月6日(月)
サントリーホールブルーローズ

公益社団法人日本演奏連盟創立50周年記念事業<演奏家と邦人作曲家シリーズ>
第一夜「山田耕筰」と「信時潔」没後50年記念
~明治、大正、昭和 激動の時代を生きた日本音楽界の2大巨匠特集~

企画・構成 伊藤京子

信時作品演奏

小曲五章 与謝野晶子詩
   ソプラノ:松本美和子 ピアノ:谷池重紬子

小曲集より 
 つなで ばらの木 幻滅 北原白秋詩
 わすれな草 上田敏訳詩
 野火 作詩者不詳
   バリトン:大島幾雄 ピアノ:谷池重紬子

ピアノ組曲《木の葉集》より
 1.序曲:楽想乱舞 口笛 2.口笛 3.わびしきジャズ 5.子守唄 7.港の灯
 8.人形の踊 11.横笛 15 行進曲
   ピアノ:花岡千春

歌曲集《沙羅》 清水重道作詩
   バリトン:三原剛 ピアノ:花岡千春


プログラムノート第一夜 執筆:後藤暢子






明治学院コンサートで信時潔「絃楽四部合奏」が演奏されます。

2015 年8月8日(土)15:00 開演 (14:30開場)

明治学院コンサート・シリーズ 第74回 ≪日本近代音楽館によせて・6≫

明治学院大学 白金キャンパス アートホール
入場無料 (一般の方々・学生、どなたにも開かれています。)
主催:国際学部 半澤朝彦
曲目
ショスタコーヴィチ/弦楽四重奏曲 第1番
平井康三郎/無伴奏ヴァイオリンの「3つの奇想曲」
信時潔/「絃楽四部合奏」
ヴォルフ/「イタリアン・セレナーデ」
安部幸明/弦楽四重奏曲 第7番

vn印田千裕 竹内弦 va柘植藍子 vc半澤朝彦

http://fis.meijigakuin.ac.jp/ks-j/archives/9725
東京音楽学校による初演から75年、東京藝術大学が「海道東征」を再演します。演奏会のほか、当日午前中にはシンポジウム(入場無料)を開催。また芸大図書館内での関連資料展示も準備しています。

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
東京藝術大学 信時潔没後50周年記念「海道東征」 
2015.11.28(土) 15:00開演
会場:東京藝術大学奏楽堂(大学構内) 台東区上野公園12-8
入場料:3,000円 (全席自由)

信時作品演奏
    Kinder Trio (初演) vn, vc, pf
    我国と音楽との関係を思ひて(小山作之助遺作歌)
    絃楽四部合奏(弦楽オーケストラ版)
    交声曲「海道東征」
演奏 指揮: 湯浅卓雄
管弦楽: 東京藝大シンフォニーオーケストラ
ソリスト: 
ピアノ:迫昭嘉、ヴァイオリン:松原勝也、チェロ:河野文昭
ソプラノ:菅英三子・平松英子/アルト:永井和子・寺谷千枝子/テノール:永田峰雄/バリトン:甲斐栄次郎・福島明也 合唱:東京藝術大学音楽学部声楽科学生(合唱指揮:阿部純)、NHK児童合唱団
*演奏会冒頭に、片山杜秀(聞き手 大角欣矢)による演奏楽曲等についての
 お話しがあります。
*演奏はライブ録音され、後日NAXOSより「日本作曲家撰輯」としてCD発売予定。


追記:東京藝術大学奏楽堂の演奏会情報はこちらです
http://www.geidai.ac.jp/container/sogakudo/34455.html
 
信時潔が作曲した校歌、社歌•団体歌には土井晩翠作詞のものが28ほどあります。
『晩翠先生校歌集』(黒川利雄 1967)に載っていないものが半数以上あり気になっていました。
同書の追補版や個人が編集した一覧などもあるらしいのですが、近くの図書館では閲覧できないため、仙台文学館で調査してきました。

同校歌集の追補版は『晩翠先生と夫人 : 資料と思出』(黒川利雄 1971)に載っていますが、数はそれほど多くはありません。

仙台文学館http://www.sendai-lit.jp/所蔵資料目録の「その他」で「ドイバンスイ」を検索して出てくるのが次の二点です。

1)土井晩翠作詞校歌学校一覧 2007年 改訂Ⅴ (横田英司 2007.7) 
   ※前の版もあり

2)晩翠校歌集 / 土井晩翠[著] ; 岡崎匠吾編 改版 (岡崎匠吾 2006.9)
ーーーーー
1)は校歌のリストで、収録曲数は293曲
2)は、判明している晩翠作詞の歌詞集です。収録曲数は264曲(一部歌詞不明等もあり)

1)は私がリストアップした信時作品が含まれていましたが、作詞作曲者はありましたが、おそらく私のホームページなどからデータを作成したものらしく、それ以上の情報にはたどり着けませんでした。

信時作曲リストに載っていない校歌も見つかって、これから信時側の資料と照らし合わせて詳しく調査します。
晩翠は仙台空襲で家も蔵書の大部分も失ったため、校歌の情報は晩翠の手元にはなく後から追って調べたものだそうです。著名な詩人なのになかなか作詞した校歌の全貌がわからないのはそういった事情によるもの、という事が現地を訪ねて実感出来ました。

晩翠草堂では、展示品と晩翠の生涯の解説を詳しくしていただいて、とても良かったです。

PS 写真資料の寄贈者に外山雄三さんのお名前があったので伺ったところ、ご親戚にあたるそうです。



『寮歌は生きている』(東京 : 旧制高校寮歌保存会 , 1972.6

 http://opac.lib.geidai.ac.jp/cgi-bin/opc/opaclinki.cgi?ncid=BN05812337

 に掲載されている静岡高等学校応援歌(大正14年)は、信時潔作曲とありますが、これは信時の作品ではなく、梁田貞作曲の大正13年の応援歌であることがわかりました。

 静岡大学附属図書館に保存されている『定本寮歌集 : 創立七十周年記念』

http://www.lib.shizuoka.ac.jp/opacid/BB1857612X

 で確認したところ、静岡高等学校応援歌は毎年のように新しいものが作られていたようで複数あるようです。

 正しくは以下の通りです。

----------------------
静岡高等学校 応援歌(大正13年)

 葛原しげる作詞  
    ※しげるの漢字はWikipediaの葛原しげる
参照
 梁田貞作曲
 冒頭歌詞:東西南北に連る連山を

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静岡高等学校 応援歌(大正14年)

 高野辰之作詞
 信時潔作曲
 冒頭歌詞:ララララララ 起てよ選手
----------------------


 
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CD『SP音源復刻盤 信時潔作品集成
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企画・構成・復刻:郡 修彦
構成・解説:信時裕子
CD6枚組、別冊解説書
(B5変形判 全144頁)
15,750円(税抜15,000円)
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