2011年2月、マリインスキー・オペラ日本公演で、リヒャルト・シュトラウス「影のない女」を上演すると聞いて、聴きにいくことにしました。
今回の公演についてはジャパン・アーツのページに詳しい情報があります。
Wikipediaによれば、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BD%B1%E3%81%AE%E7%84%A1%E3%81%84%E5%A5%B3 リヒャルト・シュトラウスの「影のない女」は、1919年にウィーンで初演されたとのこと。実は信時潔は、ドイツ留学中1920年に、このオペラを作曲者の指揮で聴いているのです。ベルリンで楽譜も買い求め、研究しているようです。
『心』という雑誌に寄せた記事で 「
R・ストラウスの当時新作のオペラ「影なき女」も作曲者自身の指揮できいた。彼の指揮は手に入つたものである。相当な大作で其頃評判だつたが、今はあまり上演されないようだ。」と書いています。
また、ほかの記事では、同じくR・シュトラウスが歌曲の伴奏を弾くのを聴いて「作曲者の自演には別趣の興味があり作曲学生にとって有益である」と書いています。
「影のない女」が「あまり上演されない」というのは信時が『心』記事執筆当時(1962年)のヨーロッパでのこと。日本では「あまり」どころか、全く聴く事ができなかったわけです。日本初演は、ドイツ初演から65年後のことです。
今回は、ゲルギエフ指揮。知人のジャパン・アーツ スタッフの激賞に動かされ、このオペラを観に、聴きに行ってきます。90年前の上演に思いを馳せながら・・・・・
http://noblogblog.blog.shinobi.jp/Entry/69/1920年に聴いた?リヒャルト・シュトラウス「影のない女」
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