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の・ぶ・ろぐ   ・・・・・・・・・・  作曲家・信時潔の人と作品に関する最新ニュースや、日々思いついたことなどを書いています。
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古書店に「海ゆかば」の初版譜が出ているのを見つけました。
既に同じものを持っていましたが、信時家に残っていたものなので、
それは著作者分として入手したもの。一般に流布したものとは事情が違います。

どんな人が持っていたのか、なにかその様子は読み取れないかと期待して取り寄せてみました。

scan0038UMI.JPG
それが、これです。


前から気になっていたことがあります。

「日本近代音楽館」には、多くの作曲家、音楽家の文庫、コレクションがありましたが、この楽譜を持っている人は一人も居ませんでした。
このあとに発売された共益商社版は、いくつか所蔵がありました。

この初版譜は、奥付に「頒布の趣旨」が書かれています。「わかもと本舗栄養と育児の会」が組織した「教育資料会」が昭和12年11月に発行(非売品)し、全国の小学校に無料頒布したものです。

流布した目的、ルートが違うので、音楽専門家のところには届かなかったのでしょう。

それでは、どんな人が持っていたのか?

小学校で無料頒布した記録、などというのはあまり出てきそうにありません。

「わかもと本舗」は、いまもなお続く製薬会社ですので、会社の記録を調べていただいたこともあります。
いくつか「教育資料会」についての資料はありましたが、この「海ゆかば」の楽譜について、全国で何部を、どの学校に、どのようにして配ったのか、といった資料は見つかりませんでした。

そのようなわけで、当時の小学生として、この楽譜を受け取った人たちが居ないか、知りたかったのです。

届いた楽譜昭和12年発行、73年を経た楽譜にしては、汚れもシミも少なく、綺麗に保管されていたようです。

左側に二つ穴で綴じた跡があります。千枚通しで穴を開けて、お気に入りの楽譜を束ねていたのでしょうか。
そのほかには、書き込みなど、持っていた人の何かが伝わってくるような事は見つけられませんでした。
綴じて保管していたというのは、持ち主は楽譜にこだわりのある方だったのでしょう。

昭和12年にこの楽譜を入手し、あの時代を通り抜け、終戦を迎え・・・これを持っていた人はどんな暮らしをしていたのでしょう。この楽譜はここに至るまで、どんな所を通ってきたのでしょうか・・・・

当時の小学生として、この楽譜を持っていたという人、記録がどこかに無いか、引き続き探してみたいと思っています。(資料そのものではなく、情報を求めています。)











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CD『SP音源復刻盤 信時潔作品集成
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企画・構成・復刻:郡 修彦
構成・解説:信時裕子
CD6枚組、別冊解説書
(B5変形判 全144頁)
15,750円(税抜15,000円)
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