前の記事に書いた共益商社書店「戦時特別品」五線紙。太平洋戦争の「戦時」らしいと書きましたが、訂正します。
昭和11年にはこの五線紙を使用していたので、いわゆる真珠湾攻撃(昭和16年12月)から始まった「太平洋戦争」以前ということになります。
信時潔作曲「大寺の」という合唱曲は、昭和11年11月8日に作曲されたことがわかっています。
その自筆譜が、共益商社書店「戦時特別品」五線紙に書かれていました。
五線紙というのは、書籍や楽譜等出版物の「何年発行」というのと違って、印刷された後の、いつ使っても良い----つまり「戦時特別品」五線紙を使用して昭和16年に作曲することも、平成25年に作曲することも可能---なので使用した年代がわかるものの中で一番古いもの、と絞っていかないといけないところが難しいところです。
今のところ、共益商社書店「戦時特別品」五線紙は、昭和11年以前のもの、ということがわかりました。
より古い使用例が見つかったら、また紹介します。
この記事の続報 → http://noblogblog.blog.shinobi.jp/Entry/161/
http://noblogblog.blog.shinobi.jp/Entry/125/「戦時特別品」五線紙、昭和11年以前であることを確認
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