前回の「詩の分析や解釈」に続いて、信時潔の歌曲、そして日本歌曲を歌う、学ぶために、参考になる資料が届いたのでご紹介します。
坂上昌子著
日本歌曲における”やまとことば”の歌唱法と発声法
平成23年2月発行
日本声楽発声学会誌 第12,13合併号に掲載(昭和61年3月発表)されたものの抜粋で、このたび私家版として増刷されたとのこと。
「やまとことばを用いるべき作品」として、信時潔作曲の「あずまやの」「鴉」「占うと」(いずれも歌曲集「沙羅」より)のほか、「小倉百人一首より」、「女人和歌連曲」、「紀の国の歌」、「古歌二十五首」 などの曲が挙がっています。そのほかに、山田耕筰、平井康三郎、池辺晋一郎 の作品もあります。
以下は、この資料の入手方法についてのご案内です。
信時潔研究ガイドの雑記帳ページの中、
18. 資料紹介 坂上昌子著『信時潔の作品と”やまとことば”』(2009.2.14)
http://home.netyou.jp/ff/nobu/page060.html#lcn018
の冊子と、3冊セット1,300円 でお届けできる、とのこと。
(連絡先: 木下記念スタジオ 増山歌子 電話、FAX 045-981-9868
メールは、 より転送いたしますので少しお時間がかかります。
以下に、目次を転記しておきます。
坂上昌子著
「日本歌曲における”やまとことば”の歌唱法と発声法」
目次
はじめに
I. 日本歌曲の様式的分類とその演奏上の留意点
II. 日本歌曲における”やまとことば”の位置づけ
1.やまとことばについて
2.時代区分
3.和歌を題材とした日本歌曲一覧
4.これらの作品がなぜやまとことばを必要とするか
5.やまとことばの歌唱法による分析
A.発音について
B.発音と歌唱の具体例
III. やまとことばによる演奏法と発声法の接点について
1.やまとことばにおける発声法について
2.やまとことばの発音による留意点
A.母音について
B.子音について
おわりに
参考文献
以上
http://noblogblog.blog.shinobi.jp/Entry/72/”やまとことば”の歌唱法と発声法
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