2年半という時間をかけてようやく送り出したCDが発売となっても、目の前で売れていくわけではないのでなんとなく、実感がありません。なので、Amazon の サイトを見て「在庫何点」とか
Amazon.co.jp ランキング: 音楽で9,482位(本日現在)なんていうのを見てささやかな励みにしております...(笑)....
ところで、そのAmazonサイトで見てあらためてびっくりしたのは「収録時間
: 430 分」というもの。なるほど、CDをお届けしたご協力者の皆様から、「
まだ聴いてませんが、ありがとう」といわれるのも仕方ない。私は仕事なので、何ヶ月もかけて(主に往復の通勤電車の中で!)各曲を何度も聴きましたが、普通は一気にそんなに聴けませんね(納得。)
さて、その430分の最後に、
新憲法施行記念国民歌「われらの日本」を配したのは、私のこだわりです。
代表作といわれている「海道東征」や「海ゆかば」を最後に、という意見もありましたが、是非そうしたいという私の意見を入れてもらいました。
ひとつには、「戦後一切作品を発表しなかった」という一般に流布している説と、事実は違うということを押さえておきたかった。もちろん、あの戦争が終わった時、複雑な「想い」はいろいろあったでしょう。だからといって、作品を発表しないとか、そのような単純な形をとるような人ではなかった。戦後は新しい世代を応援し、その活躍を見守りながらも、頼まれた仕事では、嘘のない自分の音楽を書いていたのではないかと思います。
最近「海ゆかば」「海道東征」だけで語られている感のある信時潔は、一方で新憲法施行記念国民歌「われらの日本」の信時潔だった-----そこで、何か気づいてくださる方もあるかという想いもありました。
(つづく)
http://noblogblog.blog.shinobi.jp/Entry/4/新憲法施行記念国民歌「われらの日本」 その1
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