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の・ぶ・ろぐ   ・・・・・・・・・・  作曲家・信時潔の人と作品に関する最新ニュースや、日々思いついたことなどを書いています。
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このところ、オーケストラ・ニッポニカが演奏した「海道東征」のCDが絶版なのですが、と
時々言われるのですが、 版元のミッテンヴァルトに確認したところ、絶版ではなく、
近日再プレス予定、とのことです。

詳しくは ミッテンヴァルトまで お尋ねください。
http://homepage3.nifty.com/mittenwald/

交声曲「海道東征」 --- in 『オーケストラ・ニッポニカ第2集』 
ミッテンヴァルト MTWD99012
  芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカ第2回演奏会(2003年2月23日)



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「海道東征」ヴォーカルスコアの復刻版ができました。
初版は、海道東征の上演昭和15年11月にさきがけて、8月に出版(共益商社書店)されていますが、
訂正のはいった昭和16年6月の再版を復刻しています。
復刻の原本は、東京藝術大学附属図書館所蔵。

今回これを電子化して発行したのはアカデミア・ミュージックです。
https://www.academia-music.com/

北原白秋作詩、信時潔作曲 
交声曲「海道東征」 ピアノ・ヴォーカル・スコア
原本 東京藝術大学附属図書館蔵
2013年3月複製
発行所 アカデミア・ミュージック
価格 2,400円+税 


『信時潔音楽随想集 バッハに非ず』の版元アルテスパブリッシングが出している音楽雑誌『アルテス』vo.4(2013 Spring)に「祖父の『話し言葉』」というエッセイを書きました。
 
     
大阪の三木楽器に行ってきました。

あのえんじ色の表紙でおなじみの『全訳・コールユーブンゲン』の版元です。

なんと創業は文政8年。
大正13年に(!)創業100年を記念して新築された社屋は今も健在です。
三木楽器のホームページにも「沿革」が詳しく掲載されています。
http://www.miki.co.jp/company/history/index.html


 今回は、信時潔が三木楽器に送った書簡が残っているとのことで、
それを見せていただき、あわせて信時の編著書、出版譜も見せていただきました。

信時潔が翻訳した『全訳・コールユーブンゲン』の初版は、同社には残っていないとのこと。
現在売られているものは確か78版だったと思いますが、どうもその「版」は戦後からカウントされたものらしく、戦前の分は入っていないらしいこともわかりました。


このオレンジ色に近い表紙は、かなり古いものと思われますが、奥付がありませんでした。

「刷」と「版」の用語の使い方が一定していないということもあるのですが。
いったい今まで全部で何冊印刷されたのでしょうか。

調査結果のまとめにはもう少し時間が必要ですが、とりあえずの第一報でした。

なお、三木楽器には歴史保存室という部署があり、創業190年を記念する『社史』を準備中だそうです。

大正時代から今日まで、ずっと続いている楽器店、音楽出版社は、数少ないです。
創業以来の、楽譜、音楽書、教科書等、出版物のリストの掲載を期待しています。

先日書いた 相良敦子作「無欲の人ー熊谷守一物語」の台本が、
テアトロ3月号に掲載されています。
Amazon の表紙画像でも、タイトルが確認できます。



劇団民藝のホームページにも、概要の案内が載っています。
http://www.gekidanmingei.co.jp/joensaku.html
「〝海ゆかば〟の作曲家、信時潔が終生、熊谷を見守り、助ける姿は、この戯曲全体を包む暖かい雰囲気をかもしだしています。」とありました。


相良敦子作「無欲の人ー熊谷守一物語」の台本が届きました。


登場人物に親友•信時潔の名前が。


さて、どんな芝居になるのでしょうか。
劇団民藝の上演は、まずは6/20~7/2の東京公演だそうです。
朝日新聞 2012年12月23日(日曜日) (24面)

オーサー・ビジット2012 笑顔はじけた 
谷川俊太郎さん @石巻市相川小(宮城)  より    


石巻の小学校で 詩に親しむ授業 ・・・・

「初めて詩を作ったのは君たちぐらいの頃です。」

谷川さんは、5年生の時の詩「模型飛行機」を読み上げ、
東京大空襲の焼け跡を見て回ったこと、
「海ゆかば」の曲に 感動し音楽に心ひかれたことなど、
少年時代のエピソードを 織り交ぜ次々に詩を披露した。・・・・
今日は福沢諭吉先生のお誕生日。誕生記念会では「慶應義塾塾歌」のほか「福沢諭吉ここにあり」「日本の誇」が歌われるそうです。『三田評論』1月号には、三人閑談「信時潔と塾歌」(信時裕子、片山杜秀、坂部由紀子) が掲載されています。
本日12月29日は、信時潔の誕生日。 125歳 !!
先週に続いて高松のラジオ放送があります。
http://noblogblog.blog.shinobi.jp/Entry/104/
今日は合唱曲「沙羅」を取り上げるそうです。


それから、本日発売の雑誌『東京人』2013年2月号 川本三郎著「東京つれづれ日誌」に、 11月23日の生誕125年記念コンサートのことなどが 書かれています。



12月22日(土) 17:00~17:30 
FM高松「みっちゃんのオペラ大好き」( パーソナリティ : 蓮井 迪子 )で、
歌曲としての沙羅、―木下、畑中先生の歌唱―を取り上げるそうです。
出演は竹林昌秀さん。

続いて来週29日 の同時刻には合唱曲としての沙羅が取り上げられます。

FM高松の番組はインターネットサイマル放送で視聴できるそうです。http://www.simulradio.jp/


『信時潔音楽随想集 バッハに非ず』(信時裕子 編)が、本日発売となりました。


A5判・並製・212頁
定価:本体2400円[税別]
発売:2012年12月3日(予定)
ISBN978-4-903951-60-7 C1073
装丁:折田 烈(餅屋デザイン)
カバー装画:熊谷守一『朝の日輪』(1955)
      愛知県美術館蔵/木村定三コレクション


《目次》
バッハ小感
松江行
ベートーヴェンの音楽──その特質と普遍性について
ゲーテの音楽観
つゆどきの花
私の洋楽遍歴とバッハ
「無題」(聖書はあまり読まないが……)
座談会「音楽一夕話」(信時潔、辰野隆、田中耕太郎、長與善郎、小宮豊隆)
農民音楽の近代音楽への影響──ベラ・バルトークの音楽論
聴覚を失ったベートーヴェンが何故作曲出来たか
雪舟の四季花鳥屛風と音楽
バッハのコラール前奏曲について
新しい単純へのあこがれ
『カザルスとの対話』を読んで──彼の音楽観と作家評
問われるままに
音楽の退屈
南方熊楠翁未発表の書簡
座談会「音楽美術夜話」(信時潔、上野直昭、辰野隆、田中耕太郎、小宮豊隆)
日本音楽界の現状とその将来についての随筆的考察
ワグネル雑感
音楽思い出話──四十年前のベルリン楽壇
歌詞とその曲
南方熊楠翁──高野の一と月
望ましい音楽
座談会「絵と音楽」(熊谷守一、信時潔、田中耕太郎、嘉治隆一)
 
追悼文「信時潔君追悼」(颯田琴次)
「残された大きな孔」(嘉治隆一)
「恩師信時先生を偲ぶ」(長谷川良夫)
解説(信時裕子)
編者あとがき(信時裕子)
著作・執筆一覧
年譜
前回に続いて、11月23日の演奏会 生誕125年「信時潔とその系譜」の報告です。

演奏会当日、3,000円のチケットでご入場下さった方全員に配られたプログラムは、全66ページ。
御覧の通り、表紙には信時潔の蔵書から、「その系譜」の作曲家たちの楽譜の表紙を並べてみました。
PGtpWebS.JPG
当日のプログラムであるだけでなく、洋楽文化史研究会会員の論文集、資料集でもあります。内容は以下の通り。

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演奏曲目
目次
ご挨拶・・・・・実行委員長 大中恩
メッセージ・・・・・ゲオルク・シューマン協会会長 ミヒャエル・ラウテンベルク
「信時潔とその系譜」で描きたいこと・・・・・戸ノ下達也
「信時楽派」~諸井三郎「日本の作曲1世紀の歩み 揺籃期の作曲界 明治~昭和期」より
曲目解説
   第1部 器楽の系譜
   第2部 合唱の系譜
出演者プロフィール
信時潔の生きた時代・・・・・戸ノ下達也
寄稿
 父の思い出・・・・・熊谷はる
 信時先生とわたし ・・・・・神津善行
 信時潔・讃・・・・・塚田佳男
 信時潔のピアノ作品~邂逅とその後・・・・・花岡千春
小論
 山田耕筰、信時潔、橋本國彦における言葉と音楽・・・・・三枝まり
 信時潔と北原白秋のカンタータ~《海道東征》(1940年)の歴史的意味~・・・・・上田誠二
 木下保と信時作品・・・・・増山歌子
 信時潔と「われらの日本」・・・・・河西秀哉
信時潔年譜・系譜図・・・・・信時裕子編
信時潔作品表・・・・・信時裕子編
信時潔作曲 校歌・社歌・団体歌一覧・・・・・信時裕子編
-------------------------------------- 

なお、プログラムは若干の残部があるので、必要な方は下記までご連絡いただければ 入手方法をご案内いたします。  
メール infonobutoki-kiyoshi.sakura.ne.jp
         (■を@に変更してください)

(メールアドレス更新しました 2016.7.12)

 正誤表はこちらページの「雑記帳 No.34」に掲載しています。(2017.5.5更新)

11月23日の演奏会 生誕125年「信時潔とその系譜」が終了しました。
津田ホール 全自由席でしたが、満席に近いお客様がご来場くださいました。

当日は、開演前に大中恩先生のプレトークがあり、続いて前半「器楽の系譜」約45分、後半「合唱の系譜」約70分の演奏会でした。

既にブログで、詳しくレポートしている方もありました。
http://blog.goo.ne.jp/katsura1125

スタッフの一員として、準備段階から関わって来ましたが、その最終段階=たった一度の演奏会「本番」が見事に仕上がったことを、お客様、演奏者、スタッフ一同と共に感じることができたように思います。

ベテラン演奏家の誠実な演奏、そして、とくに栗山文昭指揮、コーロ・カロスの合唱、その熱意と、本番の仕上がりに深い感動を覚えました。

その充実した演奏会を終えて、当日打ち上げの写真です。
IMG_0500L.JPG






演奏者 左から唐津健(チェロ)、松実健太IMG_0495WEBL.JPG(ヴィオラ)、右端ルツ・レスコヴィッツ(ヴァイオリン)


11月13日(火) 川口京子コンサート~北原白秋を唄う~  
 川口京子さんが、9月に福岡で歌った北原白秋を、東京で歌います。

 場所:武蔵野公会堂 (吉祥寺駅南口下車 東急インの裏)
 昼の部 14時開演  残席僅か 
 夜の部 19時開演 
 出演:川口京子、長谷川芙佐子  料金:前売り3500円 当日4000円
 お問い合わせ・お申し込み: Kクリエイト TEL090-1433-1777 FAX03-5384-5677


当日の演奏曲目の一つ、信時潔「帰去来」は、9月に、今回の演奏者川口さんと、
伴奏者長谷川さんの協力を得て出版された楽譜によって歌われます。

楽譜校訂作業をすすめるときに、いままででおそらく一番回数多く演奏してきただあろうお二人に
今まで使っていた謄写版(筆者・印刷者不明)の楽譜で気になってた音のこと、などご意見を伺いました。

川口さん、長谷川さんと私で、メールや電話で、それぞれ楽譜資料を手にああだこうだと言い合い、
検討して、音を確かめていきました。

スラーがどうついているかとか、クレッシェンドの長さとか。
鉛筆書きの自筆の音符は見づらいところもあり、音符が線の上か間かとか。

なにかがわかると、少しづつ雲が晴れていくようで、ちょっとうれしくて・・・楽しいやりとりのひとときでした。

そんなやりとりの末に出来上がった楽譜で、今回の演奏が行われます。

会場では楽譜の販売も行います。

一般書店では入手できない楽譜なので是非この機会をご利用ください。
(会場での販売価格は400円です)
11月11日(日)14:00
練馬文化センター
慶應義塾ワグネルOB合唱団
沙羅の男声合唱を新版で歌います。
11/23のコンサート「信時潔とその系譜」が、産経新聞で紹介されました。

いままで、あまり見たことがない写真も載っていました。

こちらです。
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/121103/ent12110307590004-n1.htm
かつてLPで出ていた木下保編曲、指揮、混声合唱組曲「沙羅」が、フォンテックよりCDで発売されました。
やまとことばの歌唱法の指導と、それによって完成した演奏が二枚組になっています。

木下保指導による
混声合唱組曲 沙羅  作詩:清水重道、作曲:信時潔、
編曲・指揮:木下保、ピアノ:木下歌子、合唱:東京放送合唱団
fontec FOCD9568/9  2枚組定価 ¥3,150

ただし、1点だけご注意を。
解説書のp.4に、
「海ゆかば」は、昭和12年に出版されましたが、これは大正12年の作曲・・・
とありますが、これだけはどう考えても間違いです。
(1979年発売の 初出より転載されたとのこと)
その点だけは、間違って広まらないように、どうぞよろしくおねがいします。
ご質問があれば
yn045yk★yahoo.co.jp(★をアットマークに変更してください)
までご連絡ください。

信時裕子記
こちら、出版社による情報もどうぞ。
表紙の画像も載っています。
実は、このカバー装画は・・・・・・です。

『バッハに非ず 信時潔音楽随想集』(アルテスパブリッシング)

http://www.hanmoto.com/news/wp-content/uploads/2012/10/artes-20121031.pdf
間もなく信時潔の随筆集が出版されます。

武者小路実篤の呼び掛けで創刊された同人誌『心』に、
1948年(昭和23)から死の直前まで寄せた随想・座談を集めました。

信時潔著、信時裕子編
『信時潔音楽随想集──バッハに非ず』 (叢書ビブリオムジカ)
(アルテスパブリッシング)  価格2,520円

11月23日(祝)のコンサート『信時潔とその系譜』
http://noblogblog.blog.shinobi.jp/Entry/93/
の会場で先行販売の予定です。

アマゾンでも予約受付が始まっています。

2012年10月20日(土) 朝 朝日新聞be の「うたの旅人」で
「海ゆかば」が取り上げられています。

文は朝日新聞の牧村健一郎氏。

11月刊行予定の本「バッハに非ず――信時潔音楽随想集」(アルテスパブリッシング)

11月23日(祝)のコンサート「信時潔とその系譜」(津田ホール)

ホームページの信時潔作曲校歌一覧等についても取り上げています。

なお、11/23のコンサートプログラムには全作品表と、校歌・団体歌一覧を掲載する予定です。


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*-*-*-*-*
CD『SP音源復刻盤 信時潔作品集成
tenkai-web.jpg






企画・構成・復刻:郡 修彦
構成・解説:信時裕子
CD6枚組、別冊解説書
(B5変形判 全144頁)
15,750円(税抜15,000円)
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